2010年03月01日

「旬の生わかめを楽しむ会」開催レポ(本編)


先週、北仙台の「しん」さんにて開催した
「旬の生わかめを楽しむ会」の開催レポートです!!

なぜ開催したか、の背景については↓の記事をご覧ください。
http://yamada.da-te.jp/e298041.html


今回はトライアルということもあったので
一つのテーブルで座れるくらいの席でセッティング。
(8名プラス遅れてきた1人の計9名)



一応、テーブルセットは、不肖・山田がいたしました。


スタートに向けて準備中のしんさん。



昼間にトラブル(?)があったとかで、ややテンパり気味(^^;


こちらは池田さん。



この日は、日本酒の銘柄をブラインドで出す、ということで
楽しげに瓶を新聞紙で包んでました(^^


そして、19時会場で参加者の方が集まってきました。



集まって気がついたのですが、今回の参加者の方々は
ほとんど(というか、スタートの8人は全部)女性でしたね。

まるで女子会のような雰囲気でした☆


顔なじみの方は多いものの、初めての方もいるので
まずはそれぞれの自己紹介をしていただきました。

食のプランナー、ライター、セレクトショップ、テレビ制作、
WEB、行政、水産などなど職種は様々。
我ながら、なかなかおもしろいメンバーだったと思いますね。


それでは会のスタート。まずは僕の方から趣旨説明をし、
引き続いて、しんさん、池田さんからもご挨拶。





今回はお2人に存分にお話いただきたい、というのが
僕の裏の目的でもあるのです☆


さて、ではお料理のスタートです!





まずは、スタンダードなお料理。

メカブの味噌和えに、新物あさりの味噌汁。
味噌つながりの2品ですね。

実はこれはまだ塩蔵のワカメを使っているのですが
さすがに気仙沼・藤田さんの塩蔵ワカメは
市販のものとシャキシャキ感がまったく違います。


ちなみに、残った味噌汁とメカブを合わせると
また違った味わいが楽しめます。



3度美味しい組み合わせ。しんさんらしいお料理ですね。


次は、白魚とワカメの茶碗蒸し。



ん~、これも美味しい。。。
ワカメのシャキシャキ感が生きてます。


そしてさらに、次のサラダは驚きの一品でした!

ワカメ、ヤーコン、つぼみ菜、ビンチョウマグロを
麹ドレッシングで合え、それをなんと大根で包みますっ。







大根は、かつら剥きで春巻きの皮のようになってます。

これは全く新しいお料理でしたね~。しかも、めちゃ旨い!
参加者方も感嘆の声があがってました☆


しんさんには、忙しい作業の合間ながらも
しっかりと手をとめて、お料理・ワカメの説明をしてもらいました。





参加者の方々は、メモをとったり、画像をとったり、
さらには、ツイッターでリアルタイムでつぶやいたり、、、。
(さすが、情報感度、IT感度が高い。。)


また、お料理の合間には、池田さんによる説明。



今回は、ワカメ料理に合わせて、味わいが全く違う
3種類の純米酒をそろえていただき、
さらには、それを5℃、35℃、45℃の3つの温度帯で
飲み比べて料理との相性を楽しんでもらう、という
新しい趣向にチャレンジしてもらいました。

※ここら辺については、詳しくはおっかぁが近日中に
 ブログに書いてくれるのではと期待。。。(^^;


そんな合間も、しんさんは休む間もなくお料理中。



この日は本当に一人でやられてたんです。すごい!!


とは言いながら、厨房からもしっかりと語ります。

いやぁ、さすが、しんさん。語るべき話の引き出しがあるわ、あるわ。
普段は料理人の人から料理を食べながらこうやって話を聞くことは
なかなかできないので、非常に贅沢な時間でしたね。





参加者の皆さんも、真剣に聞き入ってましたよ☆


またさらに今回は、残念ながらワカメ生産者の藤田さんには
お越しいただけなかったのですが、その代わり!

僕の友人、ワカメ専門家のみぽりんに来ていただきましたので
彼女からアツ~いディープなワカメトークをしてもらいました。



ワカメの生態や、外洋と内湾のワカメ違いなどなど、
意外と知らないワカメのことをたくさんお話いただきました。

実際にワカメを食べながらだったので、
かなり参加者の方々の頭と心にも響いたようですね。


さて、お料理の続きに行きます。



気仙沼、ということで、モウカの星(モウカサメの心臓)と
しんさんオリジナルの酢味噌を合えた一品です。

気仙沼コラボは嬉しいですね(^^


お次は、これまた驚きの一品が!



なんとグラタンです!!

豆腐と長芋を入れて、ふわトロに仕上げてあり、
それが中のメカブの粘りが合わさって、、、
これも、新しい味ですね。たまらーん!!(><)b


そして、いよいよ、クライマックスに近づいてきました。
(この時点ですでに22時超え。。)

この日のメインである生わかめ・めかぶのしゃぶしゃぶです!

まずは、しんさんから、外洋と内湾のメカブを見せてもらいました。



もうこれが一目瞭然です!!!全然カタチが違うっ。
外洋と内湾では育ち方がこれだけ変わってくるんですね。

ちなみに、内湾の方が柔らかく、流通しているほとんどは
内湾のメカブなんだそうです。(しかも、宮城が一番!)


そして、まずは、実際に生メカブのしゃぶしゃぶを体験!



茶色から鮮やかな緑色に変わるその変化に
初めての人は感激してましたねー。

しかも、アツアツでヌルヌルのメカブがまた最高。
メカブというと、刻んだものを冷たくして食べるのが多いですが
それとは全く別格な美味しさです☆


お次は、葉の方に。



こちらも外洋と内湾の葉のつき方の違いを目で見せます。
こういうのも中々他ではできませんよね。


これも、内湾と外洋の厚み、食感の違いを体験。





あっという間になくなっていきましたね~。
みなさん、喜びと驚きが入り乱れて楽しんでましたよ(^^


それにしても、これだけワカメにメインのスポットがあたり、
かつ、感激して食べてもらえる機会はなかったでしょうね。



それだけ可能性のある食材なんですね、ワカメは。
それに改めて気づけたのが本当に良かったです。


最後の〆は、ワカメのダシがたっぷり出た雑炊。
余計な味付けはせず、そのままの美味しさで。





いやぁ、これは嬉しいでしょうね!!〆まで完璧でした☆


ということで、お料理はこれで終了。
最後は、池田さんから日本酒の答えあわせ。



※こちらも、おっかぁのブログレポに期待です(^^;
 (僕はあまり飲めませんでしたので。。。)


以上。盛りだくさんで終了したのがなんと23時半!

でも、それだけ濃密な時間でしたね。

旬の生ワカメを、その素材を引き出しながらも
様々な食べ方で美味しく食べることができ、
それに合わせた日本酒との相性を楽しむことができ、
さらには、ワカメの意味を一緒に知ることができた。

今までない機会が作れたのではないかと思います。


それもこれも、今回の会を一緒に企画してくれた
しんさん、池田さんに感謝ですね!!
(終了後、雑炊をほおばるお2人 ^^)





こんな素晴らしいプロフェッショナルのお2人と
一緒に一つのことをやれて、恐縮ながらも幸せです☆


さて、この会も今回で終わりではありません!

参加者の皆さんからも色々とフィードバックをいただけたので
それらも元に今度のアクションを考えいきますよ!!

今後も宮城の旬な食材と魅力的な生産者を取り上げ
このような会を年間を通じて行っていきたいと思いますので
どうぞ楽しみにしていてくださいね~。

※ワカメの会も、もう一回開催できればいいな、、、と(^^


  


Posted by やまだ@宮城 at 07:02Comments(4)
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プロフィール
やまだ@宮城
やまだ@宮城
宮城をこよなく愛する35歳です。

◆生まれてからずっと仙台で20数年間育った後、
2年間の気仙沼暮らし、1年間の東京・松戸暮らしを経て、
2008年4月より3年振りに仙台に戻ってきました!

◆08年から3年間、宮城の「食」に関わる仕事を経験し、
13年11月からは、女川町(派遣)で働くことになりました。

◆宮城の人(特に自分 ^^)が、宮城をもっともっと楽しめるように
宮城の魅力を自由に楽しく!発信・発見していけたらよいなと
思っておりますっ。

◆初めての方も、今までご縁の会った方も
どうぞ引き続きよろしくお願いします!!
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