2010年09月01日

「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ②


先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第2弾をお送りします!!

※前回のレポートはこちら
 http://yamada.da-te.jp/e363868.html


岩出山のひとつぶ堂さんを出た後は、
同じく岩出山の真山地区に移動し、
若手生産者グループ「ふたば」の佐藤さんと氏家さんの
ハウスを続けてみることになります。

◎新鮮野菜生産・出荷団体「ふたば」
 http://www.futaba-farmers.com/web/
 

まずは、今回のコーディネータの一人である、
ふたば・佐藤さんのトマトハウスに到着です。



こうやって大人数でハウスに向かっていく風景も
珍しくてなかなか楽しいですよね☆


ちなみに僕は佐藤さんのハウスは以前訪れたことがあり、
そのときの様子は↓に詳しく書いてあるので
よろしければこちらもご覧ください。
http://yamada.da-te.jp/e340584.html


さて、では佐藤さんからお話をお聞きします。







佐藤さんにはこれまでも色々お話を聞いてたのですが
意外となぜ農業をやるようになったのか、とか、
初めてお聞きした話も多かったですね。
(やはりそういうモードだと話内容も違ってくるのかな)

特に2年間のアメリカで農業研修の話がおもしろく、
農業研修といっても、最初は草取しかやらせてもらえず、
段々農家さんの信頼を得ることで箱詰め、トラックドライバー
と昇格していった話などをしてくれました(^^

そんな佐藤さん、アメリカから帰ってきて1年くらいは
ダラダラと過ごしていたそうですが、そろそろ何かやろう、
と一念発起し、親とは違う新しい部門を立ち上げよう!と
決意したんだそうです。

その中で選んだ品目がトマト。
トマトは作る人によって全然味が違うのが魅力だったそうで
そこにしかない、自分にしか作れないトマトを目指している
とのことでした。(今年で10年目)

トマトの詳しい話をお聞きするのも楽しいですが
こうやってその人が歩んできたヒューマンストーリーを聞くのは
また違う楽しさがありますよね~。


その後は、それぞれ分かれてハウス内を見学。





質問に真剣に応えていく佐藤さんです(^^


ちなみに、トマトはまだ青い状態でしたね。



9月半ばからの出荷とのこと。

ちなみに、最初は大玉トマトとして主に市場に出荷し、
年が明けて糖度が上がってきた2月3月くらいから
フルーツトマトとして道の駅や飲食店などに直接販売を
行っていく、という流れになっているそうです。

季節によって出し方が違う、というのは興味深いですね。
また、それだけ長い期間、トマトがなり続けることにも
改めてびっくりしました。



さて、ということで、佐藤さんのハウスを出発し、
車ですぐ5分くらいの氏家さんのハウスに向かいます。



狭い田んぼ道は回せないので、直前でバスを降りて
歩いてハウスに向かいます。


この日もすごい暑い日で外で話をするのは大変だろう、
ということで、急きょ、納屋の中でお話を聞くことにしました。



氏家さんは、いつも笑顔が可愛らしい方です☆


↓なカンジで輪になってお話をお聞きしました。





氏家さんは文学をやりたかったそうですが
家業を継ぐために、農業実践大学校で農業を学びました。

最初は家で栽培していたナスを学んでいたのですが
段々と、果樹のおもしろいさに目覚めてそっちの方に
のめりこんでいったんだそうです。

また、卒業後の研修でリンゴを学ぶつもりが
その時、県で試験栽培を行っていたラズベリーを勧められ
国産のラズベリーを作っているところはほとんどない、
ということでラズベリーをやることに決めた氏家さん。

ただ、いざやってみると、思っていた以上に大変で
やれると思って5棟栽培したハウスのうち、
始まってみたら1棟分しか手がかけれなかったり、
生で出荷することの難しさがあったりと、
苦労は耐えなかったようです。

その反面、他ではやっていないということで
色々な人から注目されて、ラズベリーの氏家、として
見られたりというところで、やめるにやめれない、、、
という生産とはまた違う大変さもあったんですね。

今はラズベリーはかなり縮小はしているそうですが
生産はちゃんと残し、出荷も生ではなく加工用に
冷凍で出荷しているのだそうです。
(古川のお菓子屋さんなどで商品化とのこと)


最近はこれも県からの勧めでパプリカに取り組み、
これも最初は苦労しながらもやっと売れるように
なってきたそうですが、今年は連作障害での病気が
出てしまったりとこれも一筋縄ではいかないようです。

そんな話しにくい話も明るく前向きに話してくれる
氏家さん、一生懸命でとってもステキでした☆

まだ若い氏家さんですから、これからどういう風に
成長していくのか、そのストーリーを見守っていくのも
とっても楽しみですね!!



平間さん、大庭さんの農家のお2人は同じ農家として
また違った視点でお話を真剣に聞かれてましたね。


さて、ではハウスの方に移動してみます。

パプリカはもうほとんど苗を倒すところだったそうですが
今回のツアーまでぎりぎり残してくれてました。





残ったパプリカを丸かじりしてみましたが、
これが甘くて皮が固すぎず、めちゃくちゃ旨い!

いやぁ、生かじりなんてやったことなかったですが
これだけでも十分にイケますね~。
食べた人はみんな驚いてました。


また、こちらはゴーヤですね。



竜平さん、こっそりアルコールが入ってるので
ちょっと赤ら顔ですね(^^;


大河内さんから、ゴーヤの種って甘くて美味しいのよね、
ということで中を空けてみることに。



ほんとだ!想像とは全然違う真っ赤な種が。
しかも、確かに甘くて旨い!!

これは氏家さんにとっても新たな発見だったようですね。


ということで、氏家さんのハウスを後にし、
一旦岩出山の市街に戻って昼食へと向かいます。



ナルコリンがよく食べに来るというキッチン城山さん。


元気なお母さんと娘さんが2人で切り盛りしています。







地場の食材を使った手作りの料理を
日替わりのメニューで提供しているとのこと。
(しかも、すごい品目・ボリューム)

こういう毎日でも来れるお店、いいですよね~。


こちらが娘さん。手に持っているのが米を炊く釜。





なんと、米は昔からずーっと使っている炭で炊く釜を
使っているんだそうです。
僕は初めて見ましたが懐かしんでいる人もちらほら。

こういう気取らない地域のお店はいいですね☆
また岩出山をゆっくり散歩しながら立ち寄ってみたいです。


ということで、レポはまた明日以降に続きまーす!(^^)/


  


Posted by やまだ@宮城 at 07:08Comments(0)
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プロフィール
やまだ@宮城
やまだ@宮城
宮城をこよなく愛する35歳です。

◆生まれてからずっと仙台で20数年間育った後、
2年間の気仙沼暮らし、1年間の東京・松戸暮らしを経て、
2008年4月より3年振りに仙台に戻ってきました!

◆08年から3年間、宮城の「食」に関わる仕事を経験し、
13年11月からは、女川町(派遣)で働くことになりました。

◆宮城の人(特に自分 ^^)が、宮城をもっともっと楽しめるように
宮城の魅力を自由に楽しく!発信・発見していけたらよいなと
思っておりますっ。

◆初めての方も、今までご縁の会った方も
どうぞ引き続きよろしくお願いします!!
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