2010年09月10日
「重陽の塩竈を味わう!」の会
昨夜は、仕事が終わってから仙石線で塩竈に移動し、
センダイ自由大学の地域プロデュース講座の一つとして、
「重陽の塩竈を味わう!」という会に参加してきました。
http://www.s-jiyudai.org/326_1.html
どういう会かというと、秋のお酒「ひやおろし」の解禁日に
塩竈が誇る、浦霞と阿部勘の両蔵のお酒を飲みながら
旬のマグロ(ひがしもの)と、塩竈の藻塩を味わおう、という
なんとも風流な趣向の会なんですね!
元々、センダイ自由大学で「塩」の講座をやったときに
打ち上げの席で刺身に塩をつけて食べてみたら
すごく美味しかったらしく、これはいい、と。
その時に「酒・マグロ・塩」は全部塩竈に揃うじゃないか!
ということで、それを一度に味わう会をやったらいいね、と
この会が構想されたんだとか。
まさに、塩竈ならでは地域資源の組み合わせ、
いやぁ、こういう取り組みはすごくいいですよね~。
さて、ということで、会の様子をレポしたいと思います!
場所は有名な亀喜寿司さんにて、
19時から20名くらいの人が集まってました。
(もちろん、見知った顔もちらほらと ^^)
まずは、センダイ自由大学・日本酒PR学部長の
津川さんよりご挨拶です。
テーブルには、お品書きが。
すごい盛りだくさんな内容ですっ。
そして、お酒のグラスが4つ並び、
藻塩もちゃんと用意されてました。
期待感が高まりますね~。ワクワク、ワクワク☆
まず乾杯はこちらのお酒で。
浦霞のお酒をソーダで割ったものだそうです。
会の名称にもなってますが、9月9日は、重陽の節句と
言われており、そのときには、菊が入ったお酒を飲んで
長寿を願うという風習があったそうで、
その菊をイメージして、レモンの果汁でほんの少しだけ
香りづけして飲んでみてね、とのことでした。
重陽の節句初めて知りましたね。勉強になるなぁ。
※参考リンク
http://www.bukyu.com/seck/s9.html
さぁ、そして、いよいよお酒が登場です!!
正にこの日に解禁したばかりのお酒です。
そして、ここでまず、浦霞の芳賀さんと鈴木杜氏より、
「ひやおろし」の説明が入ります。
ひやおろしの解禁日を重陽の節句しようという取り組みは
日本酒の魅力の一つである季節感を楽しんでもらおうと
2007年から日本酒業界として進められているんだそうです。
また、そもそも、ひやおろしとは、ですが、
冬に造ったお酒を、2~3月くらいの春に火入れをし、
秋まで貯蔵して熟成させたお酒のこと。
昔は、常温のお酒のことを冷といっており、
冷のお酒を樽におろすから、ひやおろし、という
言うんだそうです。これは知りませんでしたねー。
ということで、お料理をいただきながら、
お酒をじっくり堪能しちゃいます☆
まず↑は先付けの3種。
そして、出ました、お刺身盛り合わせ!!
↑のマグロは、このイベントに合わせるかのように、
ぎりぎり間に合ったという、三陸塩竈ひがしものです!
ここで、ひがしものの説明を丸春の佐藤さんより。
ひがしものとは、塩竈に上がるメバチマグロの中でも
秋から冬にかけて、特に脂がのって美味しいマグロを
目利人が認定したもののことを言います。
http://www.shiogama.or.jp/07_higashi/index.html
また、亀喜寿司の親方からも、ご挨拶。
元々、亀喜寿司さんでは、今回のイベントよりずっと前から
塩で刺身を味わう、ということをやってたんだそうです。
まさに、このイベントの会場にふさわしいお店ですね。
そして、さらに続いて、顔晴れ塩竈の及川さんより
藻塩の説明をしていただきました。
顔晴れ塩竈は、塩竈神社に古来より伝わる製法で
海藻をつかった塩づくりをしています。
http://www.mosio.co.jp/
非常にストーリーがあって、すばらしいですよね。
最近、塩竈ではこの藻塩を使った商品やお料理が
色々と開発されて、地域活性化に生かされています。
塩の花(結晶)も見せていただきました。
このように大きい結晶ができるのも、
塩竈の製法だからこそということでしたね。
また、最後は阿部勘酒造の平塚杜氏からのお話。
伊達家のお神酒蔵としての塩竈の歴史や、
酒造りの苦労などについてお話いただきました。
確かに毎年少しずつ違う米で、同じ品質を出すというのは
すごいことなんですよね~。
お酒も農産物なんです、との言葉が印象的でしたね。
話の途中で、鈴木杜氏と並んで語る一幕も。
こういう光景が実現するのも、このイベントのすごさですね。
そんなお話の間も素晴らしいお料理がどんどんと並びます。
↑の手前が、まさに、ひがしもののお寿司です。
これを藻塩でいただいたのですが、至福の一貫でしたね(^^
お、こちらは、上杉の池田酒店・池田さん!!
今回はいつもの主催者側じゃなくてお客さんとしてなので、
非常に楽しそうにされてましたね☆
そんな池田さんにお酒をつぐのは、浦霞の芳賀さん。
この素晴らしいイベントを実現させた仕掛人のお一人です。
(おつかれさまでした!!)
お料理もデザートまでしっかりと出していただきました。
いやぁ、ここまで飲んで食べて5000円はホントにすごいですねっ。
今回のイベントでは、塩竈の底力をこれでもか!というくらい
見せて、堪能させてもらいましたね。
(みなさん、どうもありがとうございました!)
素晴らしい地域資源を持ち、それは発信する魅力的な人がいる、
塩竈すごいですね~。
ぜひみなさんも、塩竈に足を運んでみてくださいね☆
Posted by やまだ@宮城 at
07:06
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2010年09月09日
「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ⑥
昨日に引き続きまして、
先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第6弾をお送りします!!
(そろそろ今回くらいで終了させないと、、、 ^^;)
※前回のレポートはこちら
http://yamada.da-te.jp/e366167.html
こけしの絵付け体験が終わったあとは、
ビックスター鳴子味庵に移動して、ランチです☆
このブログでも何度か鳴子味庵のことを書いてますが
地元の野菜を美味しく食べさせてくれて、
いつもそのレベル高さにびっくりするお店なんです。
ということでお料理の紹介です!
まずは、とうもろこしのポタージュ。
余計なものを一切いれず、素材そのものの甘さを
シンプルに味わうスープ。いやぁ、旨いっ!!
(みらい、という品種を使っているそうです)
付け合せにお漬物も出てきます。
こういう素朴な味がまたいいんですよね~。
そして、これがナルコリアンライス!!
(キューリ歩人が命名したとの話です)
盛り付けのセンスが光りますよね~。
普通は古代米を使っているそうですが
この日は、鳴子の米プロジェクトの「ゆきむすび」を
使用した特別バージョンになっています。
もっちりした食感がまたすごくよく合います☆
いやぁ、大満足ですね!!(^^)b
あともう一品。手作り豆腐です。
豆腐の味がしっかりしているので
何もつけずそのまま食べても美味しかったです。
途中途中で、ナルコリンやお母さんからお料理の説明。
お母さんはものすごい料理お上手なんですが、全部自己流とのこと。
食べることが好きで、色々なお店に言っては作り方とかコツを
聞いて自分で試して覚えちゃうんだそうです。
また、盛り付けは基本的にナルコリンが担当しているそうですね。
まさに親子2人の合作というカンジでステキですね☆
食事終了後は、ナルコリン&お母さんのそれぞれから
今後の店づくりの方向性について語ってもらいました。
元々、地元の人や湯治客に愛されるカラオケボックスから
地場のお野菜を美味しく食べれるレストランへと変化を
遂げてきた鳴子味庵が、今後どういう風に進化していくのか
楽しみにしていきたいですね(^^
さて、ランチの後は、鳴子味庵の裏に移動します。
そう、みんなで食後のお散歩です!
こういうコース設定がナルコリンの味が出てていいんですよね。
伊達政宗の時代に植えられたという大木へと向かいます。
(鳴子味庵の裏手に出るとすぐ見えます)
昔の戦の目印として、北斗七星の位置関係で木を植えていて
これはそのうちの一本なんだそうです。
いわゆるパワースポットだそうで、抱きつくと元気が出るとか。
もちろんさっそく、みんなで抱きつきます☆(ご利益あったかな?)
ちなみに、毎週抱きつきにくる人もいるんだそうです。
さらに、そのままお散歩コースを歩きます。
ナルコリンのファッションスタイルはここでも光りますね(^^
しかし、このお散歩コース、けっこう良かったですよ。
当たり前の田園風景をのんびり眺められるのがいいですね。
また、風の道といわれるところもあって、そこの道に出ると
なぜか心地よい風を感じることができるので不思議です。
ぜひ鳴子に連泊などする際は行ってみてほしいですね。
(場所的には川渡温泉街の少し先になります)
そのまま20分ほどお散歩しながら、次の目的地である
「やまふところの宿 みやま」さんへ到着しました。
そして、みやまさんのサロンでトークショーが始まります。
見てください!素敵すぎる空間ですよね~。
みやまさんの建物がセンスありすぎでびっくりしますよ!!
まずは、鳴子の米プロジェクトの理事長である上野さんから
米プロジェクトについて改めてお話をお聞きしました。
鳴子の米プロジェクトについては、
しっかりとまとめられてますので、詳しくは↓をご覧ください。
http://www.city.osaki.miyagi.jp/annai/kome_project/index.html
それにしても、この上野さん、普通の農家のはずなのですが
半端ないくらいプレゼンがお上手ですね。
今の農家や農業の現状を伝えるときの数値の見せ方とか
たとえが上手いなぁと思いながら聞いてました。
そして、鳴子の米プロジェクト自体が始まったときから
こうやって色々なところでプレゼンしたりすることを想定しながら
動画や画像を残してきたんだろうなぁと感じましたね。
取り組みの内体も素晴らしいですが、一つの地域活性化の
プロジェクトの進め方としても非常に勉強になる事例ですね。
お次は、みやまの板垣さんからのお話です。
鳴子のグリーンツーリズムなど、これまた色々な動きについて
お話いただきました。板垣さんは、鳴子の色んなプロジェクトに
関わっているキーマン的存在ですね。
というか、鳴子ってホントに色んな動きやプロジェクトが
めちゃくちゃ起こってるんだなぁと改めて思いました。
みんな実業をもっていて、実践家だし、その人たちのつながりが
すでに濃密に出来ているから、アクションが早いんでしょうね。
板垣さんのお話の中で、
地域づくりのコツは、「とにかく集まって次々行動を起こすこと」
というようなことをおっしゃってたのが印象的でした。
いや、もうホントに、そこに真理がある気がしますね~。
というようなお話を聞きながら、
さらにもうお一人のステキなゲストが登場です!!
鳴子温泉の深瀬という、栗だんごの元祖のお餅屋さんで
パティシエをしている深瀬いずみさんです!
(なんと、ナルコリンと同級生だそうです ^^)
鳴子のブルーベリーを使ったスティックチーズケーキを
持ってきてくださいました☆
いやぁ、これまた美味しかったなぁ。
鳴子来たときはぜひ買いにいきたいと思います(^^
ということで、ステキな空間で、ステキなお話を聞きながら
午後の時間を過ごさせてもらった、みやまさんを後にします。
御礼として、ふたばちゃんのお野菜たちを(^^
(この手書きの演出がまたいいんですよね~)
一応、ここで行程は終了のはずだったのですが
急きょ、一軒立ち寄りをすることになりました。
東鳴子・大沼旅館さんが、千年湯治に合わせて
整備されたという、通称・大沼ドームです。
ガレージを改装した建物だそうです。
(昔は、ゲートボール場としても使用してたとか)
音があって、映像があって、これまたステキな空間ですね~。
のんびりしながら、お話をじっくり聞きたいところでしたが
時間もあったので、少しだけ見学させてもらって後にしました。
(稲葉さんは打ち合わせのため、そのままここに滞在でした ^^;)
これでいよいよ、鳴子を離れることとなります。
2日間、濃密に過ごしたので少々離れがたいですね。
ふたばの佐藤喜則さん、氏家直子ちゃんとはここでお別れ。
2人とも、どうも色々とありがとうございました!!
あとは、あら伊達な道の駅にちょっとだけ立ち寄り、
休憩&立ち食い&お土産物色して、帰路に着きました。
バスの中では、各参加者から今回のツアーの感想を
述べてもらって、みんなで共有します。
こういう時間がまた大事なんですよね~。
(ツアーの総括などはまた改めて書きたいと思います!)
ほぼ予定通り、仙台に到着して解散しました。
2日間、ツアーガイドを務めてくれたナルコリン。
どうもおつかれさまでした!
すっごい詰め込んだ行程だったので、きっと時間どおりには
回れないだろうなぁと思ってたのですが、いざやってみたら
ほぼ完璧に時間どおりでしたね。これは本当にすごい!
これもナルコリンと喜則さんが事前に練りに練って準備を
してくれたおかげでしょうね。感謝、感謝ですね。
それにしても、今回で鳴子・岩出山の魅力的な人と出会い
今まで以上に身近に感じる地域となりましたね。
ぜひこれをきっかけにして、今後もちょくちょくと通って
ご縁を深められてるようにしていきたいです。
ということで、これにて一旦、今回のツアーレポは終了です!
参加者の方々の書いたブログのリンクとかはまた改めて
整理してからご紹介したいと思いますっ。
Posted by やまだ@宮城 at
07:01
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2010年09月08日
「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ⑤
だいぶ更新速度が遅いのですが(^^;
先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第5弾をお送りします!!
※前回のレポートはこちら
http://yamada.da-te.jp/e365346.html
やっと2日目のレポートに入りました。
前日1時過ぎまで盛り上がったにも関わらず、
ふたばちゃんや小山さんなど仕事のある生産者の方々は
4時とか5時に起きて早々に帰って行ったそうです。
(なので、お見送りもできず、、、)
キューリ歩人も普通に4時から起きちゃってましたし、
いやぁ、みなさん、ホントすごいですね~。
さて、では、朝食を食べ2日目の行程がスタートです!
バスガイド役の畠山さんは完全に酒残りのようでした(^^;
鳴子の奥の中山平温泉の方に入っていき、着いたのは
ブルーベリーの摘み取り農園をされている、ゆさ果実工房さん。
http://www.naruko.jpn.org/yusakajitu/
↑のような山の中の素朴な自然に恵まれた素晴らしい環境です。
まず、園長である遊佐守さんのお話をお聞きしました。
遊佐さんは米農家として、鳴子のお米「ゆきむすび」も作っており
それがお米コンテストの日本一に輝くなどの実績もお持ちの
すごい方なんですっ。
摘み取り農園として、たくさんのお客さんの相手をしているからか
お話もすごく分かりやすく、見せ方が上手な方でしたね。
(名刺一つとっても非常にインパクトがあります ^^)
お話を聞きながら自家製のブルーベリージュースを試飲。
これがまた濃厚で美味しいっ。
たったこのくらいでも目が良くなりそうな気がしますね☆
摘み取り農園に移動し、ブルーベリーをつまみながらお話を続きを。
今年の暑さの影響もあり、ほとんどブルーベリーも終わりとのことで
あるものはいくらでも食べて良いですよ、とありがたいお言葉☆
同じブルーベリーといっても品種によって微妙に味が違うんですよね。
みんな夢中で食べてましたね~。
ただ、全般的に言えるのは、今年は酸味が少ないということでした。
ブルーベリー本来の味じゃないとおっしゃってましたが
これはこれで普通に食べる分には甘くて美味しかったです(^^
ブルーベリーは品質を保つのが難しいそうで
摘み取り農園でも、パック(有料)で持ち帰ることもできるけど
家に持って帰る頃には暑さで発酵が進んでしまって
まったく違う味になっちゃってることも多いんだとか。
だから、常連さんは、現地で食べるだけ食べたあとに、
持ち帰り用として、きちんと冷やして保存してあるものを
有料で買っていくんだそうです。
前日に氏家さんからラズベリーの話も聞いてましたが、
ベリー系は、やっぱり生食での流通が難しいんですね。
ということで、ブルーベリーを堪能したあとは、
鳴子温泉に移動し、チームに分かれてのプチゲームです。
これはファイブブリッジのツアーとしてはよくやるのですが
街で思いのままにテクテクと歩き、町の人と会話をし、
その人と記念写真を撮って、リアルタイムでブログアップ。
そのアップされた人の人数を競うという遊びです。
※その様子については↓を遡って見てください。
http://fivebridgeblog.da-te.jp/d2010-08-29.html
僕のチームのおもしろかったエピソードを一つだけお話すると、
鳴子でよく見る、↑の女の子の写真がかわいいね、ということで
売店の方に、「この人はどこの人ですか?」と何気なく訪ねたら、
その子の家(「とらや」さんという地元の旅館)がキューリ歩人の
親戚だった、ということが全くの偶然で発覚!!
飛び入りでその旅館さんを訪ねて、一緒に記念撮影☆
大庭さんも話だけで初めてお会いするご親戚だったので
ちょっとハラハラドキドキ。。。(^^
(とらやさん、突然すいませんでしたっ)
いやぁ、ホントに何気なく一言聞いた質問からつながるんですから
驚きですよね。こんなサプライズあるんですよね~。
そんなカンジで、時間的にはわずか30~40分くらいながらも
濃密に鳴子温泉街を楽しんだあとは、こけしの絵付け体験へ!!
鳴子で最年少のこけし職人という、柿沢是伸さんの工房を訪ねました。
まずは、柿沢さんがこけし職人を志すところのお話からスタート。
柿沢さんはご両親もこけし職人をしていたものの、
高校までは全く職業としては意識していなかったんだそうです。
ただ、高校卒業のときに、それまで何も言わなかったお父さんが
「こけし職人をやらないか」とこけし職人の魅力を話してくれて、
柿沢さんも「オヤジが言うなら嘘はない。信じて間違いない。」
ということで、こけし職人の道に入ることを決めたんだそうです。
それだけ親御さんの言うことを素直に信じてついていける、
というのは素晴らしいことですよね。
柿沢さんが決意されたときは、ご両親も嬉しかったでしょうね~。
ただ、とはいえ、こけしも今は買い求める人が少なくなり、
そんなに楽な世界ではなくなっているというお話も。
昔からのこけしファンにも認められるこけしを作りながら、
それでいて、新しいお客さんも作っていきたいということで
色々なチャレンジもしていきたいと語っておられました。
まだ30代とお若く、活発で語れる方がいるのは貴重ですね。
ぜひ、がんばっていってほしいです。
ということで、お話がひと段落した後は、
いよいよ、こけしの絵付け体験が始まります。
まずは、筆づかいに慣れる、ということで、
見本を見ながら紙に書いてみる、という練習です。
これがなかなか難しく、思ったような線が出せないんですよね~。
柿沢さんは↑のような線を、スッスッと簡単そうに書いちゃいます。
さすが、プロの筆づかいに見入っちゃいましたね。
紙に練習して、ふんぎりがついたところで
それぞれのタイミングで絵付けをし始めます。
みんな真剣。これがけっこう個性出るんですよね。
絵付けが一通り終了した後は、
柿沢さんにロウを塗ってもらって完成です。
僕が書いたこけしは↑。
ん~、、、まぁ、こんなもんなんでしょうね~。
口が若干、右上がりになってるところが気になりますが(^^;
(自然と書いた人の性格が出るそうです。。。)
でも、思ってたよりずっと楽しかったですね。
またやってもいいかも。
柿沢さん、お話から体験まで、どうもありがとうございました!!!
2日目の午前中はここで終了。ランチへと向かいます。
続きはまた明日!どうぞ楽しみに~☆
Posted by やまだ@宮城 at
06:55
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2010年09月07日
第5回「アナタのCM」制作委員会
昨夜は、ファイブブリッジ・ビジネスマンデー、
第1月曜は「アナタのCM」制作委員会でした。
※アナタのCM、、、は、映画のような「アナタ」のプロモーション動画を
その場に集まった参加者全員でテーマ、シナリオ、配役、まで決めて
しまって、その時間内に撮り切ってしまおう、という内容です。
※第4回目の開催レポはこちら↓
http://yamada.da-te.jp/e356307.html
今回は、事前に「このCMを作ってくれ」と持ち込みネタが
ありましたので、それに基づいて行われました。
そのお題というのは、今週末12日に東京・丸の内で行われる
第3回地域若者チャレンジ大賞の全国大会に、
三陸おさかな倶楽部で長くお魚ボーイを務めていた佐々木くんが
長期プロジェクト型インターンシップの実践事例を東北代表として
プレゼンしてくるので、その応援動画をとってほしい、とのこと。
◎地域若者チャレンジ大賞
http://yamada.da-te.jp/e356307.html
(東北代表のところに佐々木くんが載っていますよ ^^)
ちょうどプレゼンの準備をしているところだったので
リハーサルを兼ねてみんなの前でプレゼンをしてもらいました。
なんやかんやで、プレゼンのブラッシュアップのために、
みんなからアドバイスや意見などのやりとりを
真剣に1時間以上行ったあと、いよいよCMづくりが始まります!
いきなりトーンを切り替えて、いつものようにアイデア出し。
前回の餃子ラップも突然アイデアが降りてきましたが
今回も話の盛り上がりの中から、なぜかプレゼントレーニング
のために腕立て伏せ特訓をやっている、という設定に、、、、(^^;
大体、配役と大雑把な方向性が定まったところで
さっそく動きながら、立ち位置や流れを決めていきます。
平日の月曜夜に、大人9人で真剣に腕立てする姿、
端から見たら意味不明でしょうねぇ。。。
動画を撮ってはすぐみんなで映像をチェックし、
話し合いながら修正すべきところを確認。
ここら辺はすごく真面目にやってるように見えますが、
ノリ重視で、かなり大爆笑しながらやってるんですよ(^^
ということで、苦心の末、完成したCMがこちらです!!
※YouTube動画にリンクが貼ってあります。
いやぁ、今回も突飛なCMができちゃいましたね(^^;
動画を見ただけの人は???も多いかもしれませんが
この制作プロセスを共有した人には、なぜか言い知れぬ
達成感があったりするのが不思議です。
これが本当に佐々木くんの応援になってるかは微妙ですが
気持ちはほぐれたと思いますし、きっと前日の夜にこの動画を見て、
テンションを盛り上げてくれることでしょう!!
佐々木くん、プレゼンがんばってね!!(^^)/
佐々木くんと、コーディネータ坂上くんは、今週はずっと、
プレゼンの準備をしていると思いますので
見かけたら激励の声をかけてあげてください☆
Posted by やまだ@宮城 at
06:48
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2010年09月06日
ニコルさんでプチ反省会
昨日、昼間で小瀬菜大根の作業を終わらせ、
急きょ夕方から、先日の純米・燗酒の会の反省会を
大町のニコルさんでやることにしました。
ということで、まだ明るい17時半にお店集合!
大町にあるニコルさん。
色んな方から噂を聞いていて一度行ってみたい!と
待ち焦がれていたお店です☆
(隣の坦々さんには、何度か行ってるんですけどね ^^;)
◎ニコル(食べログ)
http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4008881/
※店主・ニコさんの人柄が感じられるブログはこちら
http://nicoru44.exblog.jp/
まだ明るいこの時間帯なのに、店内はすでに満員、
というすごさ。さすがニコルさんですね~。
(しかも、お知り合いと何名か遭遇しちゃいました)
とりあえず、生ビールを一杯で終わらせ、ワインへ移行。
ニコルさんは酸化防止剤を使わない自然派ワインに
こだわって出しているんだそうです。
噂のワイン、というこちらをボトルにて☆
すっごい濃い色をしてますが、これはシンプルにブドウを
そのまま搾っただけでろ過していないからなんだそうです。
最初、酸味が強く感じられて、段々飲んでいくうちに
まろやかになっていって、非常に美味しいワインでした。
ニコルさんのワインはどれも気取らずに飲めて
のんびり笑いながらカプカプ飲めるのでとても楽しいですね☆
ちなみに、お料理は一部しか取りませんでしたが
どのお店でもついつい頼みたくなる、ポテトサラダ。
そして、もち豚を使った酢豚。。。って、これが酢豚!?
大胆にハサミでちょきちょきして食べます。
いやぁ、これ、マジたまらん美味しさでしたね(><)b
他にも食べましたが、昨日はお話メインでしたので、この辺で。
ニコルさん、良いお店でしたね~。また必ず行きたいと思いますっ。
(次行ったときは色々とアップしますね~)
てなカンジで、美味しいお酒とお料理を楽しみながら
のんびりゆったりした空間で盛り上がったのでした(^^
↑が、北仙台・しんさんと、上杉・池田酒店の池田さんです。
池田さんはホントは来れないはずだったのですが
うまいめぐり合わせでご一緒することができて良かった!
(いつもノンアルですいませんね~)
この3人の枠組み・つながりを生かして
今後も色々とやってみたいことがでてきましたよ。
しんさん、池田さん、
これからもどうぞよろしくお願いしますっ!!(^^)/
Posted by やまだ@宮城 at
06:51
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2010年09月05日
小瀬菜大根の種まき&草取り
いやぁ、9月に入ってもまだまだ暑いですね。。。
そんな暑い休日に、行ってきました小野田町。
そう、今年取り組ませてもらっている小瀬菜大根です!
8月のお盆過ぎに種まきをしたのが前回でしたが
今日はその続きです。
※前回の様子は↓やまだ&大河内さんのブログをどうぞ。
http://yamada.da-te.jp/e361718.html
http://blog.kahoku.co.jp/shokuweb/kuishinbo/archives/
前回種まきをしたまではよかったのですが
この猛暑の影響と、雨が全然降らなかったこともあり
あんまり芽が出ていないとの話を事前にもらってました。
「植えなおしが必要だね~」と早坂さんの話でしたが
この数日、水を撒いてもらっていたおかげで
なんぼか芽が出てきたとのことで、ほっと一息。。。
なので、この日は、全面植えなおしではなく、
芽の出ていないところに、種を蒔いていくのと
周りの草を取る作業をすることになりました。
朝行ったときの畑はこんなカンジ。
小瀬菜大根も出ていますが、それ以上に
溝の部分にけっこう草が生えちゃってますね。
まずは、この草を取る作業から開始です。
炎天下の中、黙々と作業を進めていきます。
ちなみに、この日は、僕としんさんのみで、
大河内さんは用事があったためお休みでした。
(あと、早坂さんの奥さんにお手伝いいただきました)
草を取り終わったあとが↓です。
ん~、やっぱりキレイになると気持ちがいいですね(^^
でも、きっとあと1週間や2週間くらいすると、
雑草がわーっと生えてくるんでしょうね~。
(小さい雑草の芽がたくさんありましたので、、、)
いやぁ、農家さんは大変だなと、しみじみ実感しました。。
草取りが終わったあとは、
芽が出ていないところに、追加で種を蒔いていきます。
土を穴を少しあけてあと、種を蒔くより先に
そこにジョウロで水をたくさん入れておきます。
(これが今回の改良点です)
例年はそこまでしないそうですが、今年はやっぱり
この猛暑なので、そうしないとダメみたいですね。
種を蒔いて土を被せたあとも、少し水を撒いておきます。
これであとは順調に芽が出てくれるのを祈るのみですね!
ちなみに、左3列が前回僕らが蒔いたところ。
少ししか芽が出てきてないのが分かりますね(^^;
その後に早坂さんが蒔いてくれた右の列の方が
順調に芽が出ているんですよね。いやぁ、難しいなぁ。
↓が小瀬菜大根の双葉です。
かわいいですよね~。
これが1ヶ月後、2ヶ月後とどう育っていくのか楽しみです。
ということで、2~3週間後くらいにはまた草取りに来ると
思いますので、続きをどうぞお楽しみに~。
この畑が一体どうなっていることやら、ですね(^^
Posted by やまだ@宮城 at
16:09
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2010年09月04日
「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ④
アップするスピードが遅くて申し訳ないのですが
先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第4弾をお送りします!!
※前回のレポートはこちら
http://yamada.da-te.jp/e364633.html
トマトの神様・高橋さんのハウスを出た後は、
いよいよ生産現場の行程を終了し、宿泊地に向かいます。
実は温泉ソムリエの資格を持っているナルコリンから
温泉の効果的な入り方についてプチレクチャー☆
しっかり、資料も用意してくれてありがたいですね(^^
さて、こちらが今回宿泊した川渡温泉・中鉢旅館さん。
http://chuubachi-onsen.com/
建物も新しくキレイなのに、素泊まり3500円という
なんともすばらしくリーズナブルなお宿ですっ。
ただ、ここで大きな問題が発生!
トマトの神様のところから降り始めた雨が止まず、
むしろ、この時点でものすごいどしゃぶり、、、。
夜は野外BBQを予定しているのに、これはまずい、、
と一同かなりテンション下がっていたのですが
悩んでても仕方ないと、温泉に入ることに!(^^;
そしたら、上がってきた頃には、雨もほぼ止み、
奇跡的な天候回復により、BBQが決行できたのです。
(あぁ、よかった。ほっ。)
いそいそとBBQの準備を始めます。
今回のBBQにおいては、若手生産者グループ「ふたば」の
皆さんにものすごく活躍していただきました。
物品調達からなにからやってもらい、めちゃ助かりました。
(みなさん、ありがとうございました!!)
ちなみに、中鉢旅館さんの道路挟んだ真向かいは、
ビックスター鳴子味庵さん☆
なんと素晴らしい立地なんでしょう!!(^^;
材料の下ごしらえなどでこちらも大変助かりました。
では、BBQのスタートです!
昼間のツアーから参加してくれている人以外にも
古川や鳴子の現地の方々に多数ご参加いただきました!!
(よっちゃん農場のご夫妻やふるさと地鶏の会・彦坂さんも☆)
BBQは、ふたばちゃんのお野菜に、地元のお肉などなど
まさに大崎の食材を集めた豪華バージョンっ。
また、よっちゃん農場さんからは、よっちゃんなんばんを
アレンジした特別なタレを持ってきていただきました。
で、これがまた超絶品でしたね!!(><)b
ということで、BBQは大いに食べ、盛り上がったのですが
暗かったこともあり、画像は全くないので悪しからず。。。
そして、終わったあとは、なんと花火まで!!
ここら辺の演出がナルコリンらしくていいですね(^^
さて、BBQの後は、宴会場に移動し、さらに交流会です!
畠山さんの進行によりスタートし、
まずは、鳴子のお酒・にゃんカップで、にゃんパイです☆
ここで待ちに待っていた、この方!
川渡温泉の高橋酒店の高橋さんによるオンステージ。
鳴子のお酒・ゆきわたりを作るなど、地域で色々な仕掛けを
している正にキーパーソン的な存在の方です。
http://www.oak.dti.ne.jp/~koione/yusui.html
「川渡食堂」など、オリジナルの曲をご披露いただきました。
いやぁ、エンターティナーな方でしたね~。すごいや。
あとは、ひとツーリズムツアー恒例、夜の語りタイム!
地元・生産者の方々に前に出て、色々とお話いただきました。
夜だけアイスを持って合流してくれた、
栗原市一迫の「あいす村」の小山さん。
星くん、堀田くんと、ふたばのメンバーが続きます。
佐藤さん以外のふたばメンバーの語りは
今まであまり聞いたことはなかったのですが
皆さん、しっかりとアツイ想いを語ってましたね~。
リーダーである佐藤喜則さんも、
「オレ、そんな話聞いたことなかったよ~」と言いながら
すごく嬉しそうに、感激した様子で聞いてましたね(^^
普段仲間同士だと、あまり話せないようなことも、
こうして、外からの人が加わって、そういう場ができると
みんなこうして語れるものなんですね。
昼の生産現場、夜の交流会と
よく知ったメンバーの違った一面が見れるというのは
ひとツーリズムの良さかもしれませんね。
その他、
よっちゃん農場・よっちゃん、
ふたば・氏家直子ちゃん、
キューリ歩人・大庭知子さん、
ふたばのイケメン担当、佐藤雅俊くん、
そして、今回の一番の功労者、ナルコリン☆
こうやってみんなが話して、
それをみんなが一緒になっていく、という場は
すごくステキですね~。
ただ、ちょっとお酒が進みすぎたのか、
なぜか、最後は、高橋さんのギター演奏により、
エコーズのZOOや、エレファントカシマシの大熱唱。。。
(ホントになんでそんな流れになったんだっけ ^^;)
特に畠山さんは、大満足の様子でした。
ということで、1時を過ぎたので、夜はお開きとなりました。
いやぁ、本当に濃く楽しい1日でした。
しかし、これだけ好き勝手に騒ぎ放題で使えるなんて
会場の素晴らしさにも助けられましたね。
中鉢旅館さん、ありがとうございました。
そして、ナルコリン、ナイスチョイス!!(^^)b
ということで、レポはまだまだ続きます。。。
(あと、2~3回くらいかな)
Posted by やまだ@宮城 at
19:17
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2010年09月03日
食卓のココロ「○はた」~新米・お茶漬け編~
鳴子・岩出山ツアーのレポ途中ですが
またしても脱線して違うネタを書きたいと思います(^^;
昨日は、第一木曜だったので、
久々にレギュラーの「○はた」に顔を出してみました。
※過去の○はたの様子は↓をご覧ください
http://yamada.da-te.jp/tag%E2%97%8B%E3%81%AF%E3%81%9F
ところが、店主・はたけやまさんが仕事で忙しく、
まだお店には到着しておらず。。。(^^;
なので、シェアカフェの店主・丹野くんが急きょ
代理マスターを務めてましたっ。
「○はた」、ならぬ、「○たん」ですね☆
なぜかホヤジャーキーを持って笑顔の丹野君(^^
でも、ちゃんと畠山さんのテイストを踏襲してまして
今日のニュースを受けて、参加者の人たちに
自分たちのときの就職状況や仕事への意識なんかを
振って話を展開してて、中々おもしろかったです。
さて、昨日のお料理は、お茶漬けパーティー!
カウンターに各種並べられた具材を好きなように
ご飯にもってお茶漬けにする、というスタイルです。
ご飯に盛った後は、好きなお茶を入れて、出来上がり!
これが意外に楽しく、美味しいんですよね〜。
このスタイルは自宅パーティーとかでも使えるかもしれませんね。
そして、1時間遅れくらいで、ようやく店主到着!
とともに、畠山さんが涌谷で手に入れてきたという
どこよりも早い新米も到着です☆
みんな新米を待ち焦がれていたので、さっそく炊飯GO!
ほどなく炊き上がった新米をマドンナ・ゆきのさんが混ぜ混ぜ☆
そして、これが新米ですっ!!!
めちゃくちゃ艶やかで、米が一粒一粒立ってますね〜。
すごく甘みがあって、みんな感激しながら食べてました。
新米って、シンプルに美味しい。ホント、美味しい!
改めて、新米の素晴らしさを再認識したのでしたっ。
これは、店頭並んだら買わなきゃですね!
その他、お茶漬けもただ食べるだけじゃおもしろくないので
ちょっと新しいチャレンジも。。。
どうかな、と思いつつ、ホヤジャーキーを載せてみたり、、、
と、これが意外に新たな食感と後味を生み出して
けっこうアリな発見でしたね!!!
また、お茶漬けではないですが、
これまた畠山さんが手に入れてきたという
佐沼の若鮨さんが開発したレトルトビーフカレー。
(なんと、登米牛を使用!)
これを新米で食べるという、なんという贅沢さ!(><)b
肉の旨みと野菜の甘みが効いた美味しいカレーでした。
レトルト一つで630円だそうで、この美味しさなら
買って食べたい、とみんな絶賛でした☆
というあたりで、僕は22時前に早めに帰宅したのでした。
いつもより少人数でしたが、なんか楽しかったなぁ。
たくさんいるのもよいですが、少人数の方もそれはそれで、
一まとまりで楽しく盛り上がれるんですよね。
○はた、人がいなそうな時を狙っていくのもアリですよ〜(^^
Posted by やまだ@宮城 at
06:54
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2010年09月02日
「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ③
先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第3弾をお送りします!!
※前回のレポートはこちら
http://yamada.da-te.jp/e364404.html
キッチン城山さんでランチを食べた後は
ふるさと地鶏の会さんの養鶏場に向かいます。
ここで一旦、竜平さんがプチ鳴子ガイドに。
以前、ツアーガイドのお仕事もされていたという竜平さんは
4年前から、鳴子こけしまつりの司会をしていたりして
鳴子方面には詳しいんですね。
(ちなみに、ふるさと地鶏の会の彦坂さんもお友達)
さて、こちらがふるさと地鶏の会さんです。
http://www.i-tamago.jp/
いきなり生みたての卵を見せてもらいました。
青い卵もあったりするんですよね。
では建物の中で、彦坂さんからお話をお聞きします。
目力のある方だと事前に聞いてましたが、
ホントにその通りですね。
まっすぐ見つめて話をしてくれる方でした(^^
ふるさと地鶏の会さんは、平飼いで、しかもオスとメスを
一緒に育てているという珍しいタイプの養鶏場なんだそうです。
なんでそうするかというと、できるだけ自然に近い状態で
ストレスがないように育てたいという思いがあるそうです。
また、養鶏場なのにニオイがない、というのも特徴だそうです。
夏場でこれだけニオイがしないのはすごい、と竜平さん。
何十軒も養鶏場を回った竜平さんが言うのだから説得力あります。
ニオイがしない秘密はエサにあるそうで、発酵飼料を使って
消化をよくするというのが大事なポイントとのことでした。
まず、にわとりの健康が第一だと語る彦坂さん。
そのため、エサも腹八分でしか与えないし、
無理に卵をたくさん産ませるようにはしていないんだそうです。
ん~、にわとりへの愛情深さが感じられますね~。
その他、にわとりは自分で体温調節ができないなら
日向と日陰をつくってあげて、自由に移動できるようにしている、
などなど色々なお話を聞くことができました。
また、鶏に与える水は、地下30メートルからくみ上げています。
ミネラルを豊富に含んだ水になっています。
触って少し飲んでみましたが、すごく冷たい水でした。
(この水は、ここに来た人は自由に汲んでいっていいそうですよ!)
そして、このかわいいワンちゃんがシロ。
昼間はとってもおとしくて、この体制のまま動かなかったのですが
夜は番犬として、鶏を狙ってくる野生動物から守る役として
すっごく活躍しているんだそうです(^^
養鶏場を見学し終わった後は、ぷりん家・竜平さんが
この日のために特別に作ったプリンをみんなで味わいました。
ふるさと地鶏の会さんの卵に、田尻・ジャージー牛乳を使った、
「おおさき・恵みのプリン」です。
余計なものは一切入れず、卵・牛乳・砂糖のみで作ったプリン。
ふるさと地鶏の会さんの卵は白身が強いそうで
食感も少し固めでしっかりとしてましたね。
いやぁ、美味しかったですっ!!
(彦坂さん、竜平さん、ありがとうございました!)
さて、お次は、すぐ近所のよっちゃん農場に向かいます。
山手の方なので、バスを降りて少しだけ歩きました。
いいカンジにカゴを椅子代わりにして、よっちゃんお話を聞きます。
(こういう雰囲気、演出感はステキですね~)
よっちゃん、よっちゃん、とみんな言ってますが、
実はよっちゃんとは、亡くなったお母さんのお名前だそうで
有名な「よっちゃんなんばん」はそこから名づけられたそうです。
元々、東京でサラリーマンをしていた博之さんは
農業をやることには乗り気ではなかったそうですが
加工品ならおもしろいかも、ということで農業だけでなく
色々な加工品づくりに力を入れられています。
岩出山には、なんばんを日で炙ってからしょうゆ漬けにする
焼きなんばんという食文化があるのですが、
それとお客さんからの声をヒントにして、なんばんを使った
タレを作ることを思いついたんだそうです。
それで米麹と醤油と味噌で作ったのが、
看板商品である、よっちゃんなんばん。
http://www.gaia-ochanomizu.co.jp/shop/g/g02021101/
この日は作りたてのものを用意してくれていて、
生みたて卵のように持つと暖かくてびっくりしましたっ。
お話の色々なところから、
お客さんの声、対面でのコミュニケーションを大事にしたい、
という姿勢がよく分かりましたね。素晴らしいです。
なんばんを作っている畑も少し見せていただきました。
数年前は農薬や除草剤を使っていたそうですが
これもお客さんからの声やお客さんの健康のことを考え
一切使用をやめたんだそうです。
いざ無農薬にするのはものすごい大変だと思うのですが
そこに手間をかけれるのがステキです☆
ということで、よっちゃん農場を後にし、
初日最後の生産現場である、トマトの神様(!)の元へ。
こちらがトマトの神様と言われる高橋ひろしさん。
トマトを育てて40年という超ベテランです。
しかも、ただキャリアが長いというだけでなく
種屋さんなどから新品種の試験栽培を頼まれるなど
正に神様のような存在として見られているのだそうです。
と、最初に見せてもらったのはキュウリのハウス(^^;
ただ、神様は、キュウリまでもがすごかったんです!
なんと、接ぎ木でなく、自根で育てたきゅうりです。
これがまた一口かじると、甘くて味が濃くて、、、
今まで食べた中でダントツに美味しいきゅうりでしたね。
生産者はもちろん食に詳しい方も何人かいたのですが
みなさん一様に驚いていたようでした。
(キューリ歩人も良い意味でショックを受けてたようです ^^)
そして、いよいよ、トマトハウスの方に入ります。
なんというか、僕は農業のこととは分からないのですが
ハウスに入った瞬間、これはなんか違うな、、、と感じました。
一つ一つの株がキレイにビシっと伸びていて
すごく整然としたカンジがするんですよね。
また、佐藤さんや平間さんに聞いてみたのですが
一つの房から派生して、これだけたくさんのトマトが同時に
なる事自体が普通はありえない、とのことでした。
赤いのはいくら食べてもよいよ、との言葉をいただいたので
お言葉に甘えて、ついついパクパクと。
いやぁ、すごく美味しいトマトでしたね~。
ちょうど、このタイミングでものすごい豪雨が降っていて
高橋さんのお話はほとんど聞けず、そこは残念でしたが
言葉以上に感じるものがありましたね。
また、やるからには美味しいトマトを作りたい、
務め人には負けたくない、というところに高橋さんの
プロ意識も感じられました。
ぜひまた訪れて話をもっと詳しく聞いてみたいですね。
以上で初日の見学行程は無事に全部終了し、
宿泊地の中鉢旅館さんに向かいました。
初日の昼間だけでこの濃さ、、改めてすごいツアーですね(^^;
ということで、続きはまた明日以降でレポします!!
Posted by やまだ@宮城 at
06:55
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2010年09月01日
「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ②
先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第2弾をお送りします!!
※前回のレポートはこちら
http://yamada.da-te.jp/e363868.html
岩出山のひとつぶ堂さんを出た後は、
同じく岩出山の真山地区に移動し、
若手生産者グループ「ふたば」の佐藤さんと氏家さんの
ハウスを続けてみることになります。
◎新鮮野菜生産・出荷団体「ふたば」
http://www.futaba-farmers.com/web/
まずは、今回のコーディネータの一人である、
ふたば・佐藤さんのトマトハウスに到着です。
こうやって大人数でハウスに向かっていく風景も
珍しくてなかなか楽しいですよね☆
ちなみに僕は佐藤さんのハウスは以前訪れたことがあり、
そのときの様子は↓に詳しく書いてあるので
よろしければこちらもご覧ください。
http://yamada.da-te.jp/e340584.html
さて、では佐藤さんからお話をお聞きします。
佐藤さんにはこれまでも色々お話を聞いてたのですが
意外となぜ農業をやるようになったのか、とか、
初めてお聞きした話も多かったですね。
(やはりそういうモードだと話内容も違ってくるのかな)
特に2年間のアメリカで農業研修の話がおもしろく、
農業研修といっても、最初は草取しかやらせてもらえず、
段々農家さんの信頼を得ることで箱詰め、トラックドライバー
と昇格していった話などをしてくれました(^^
そんな佐藤さん、アメリカから帰ってきて1年くらいは
ダラダラと過ごしていたそうですが、そろそろ何かやろう、
と一念発起し、親とは違う新しい部門を立ち上げよう!と
決意したんだそうです。
その中で選んだ品目がトマト。
トマトは作る人によって全然味が違うのが魅力だったそうで
そこにしかない、自分にしか作れないトマトを目指している
とのことでした。(今年で10年目)
トマトの詳しい話をお聞きするのも楽しいですが
こうやってその人が歩んできたヒューマンストーリーを聞くのは
また違う楽しさがありますよね~。
その後は、それぞれ分かれてハウス内を見学。
質問に真剣に応えていく佐藤さんです(^^
ちなみに、トマトはまだ青い状態でしたね。
9月半ばからの出荷とのこと。
ちなみに、最初は大玉トマトとして主に市場に出荷し、
年が明けて糖度が上がってきた2月3月くらいから
フルーツトマトとして道の駅や飲食店などに直接販売を
行っていく、という流れになっているそうです。
季節によって出し方が違う、というのは興味深いですね。
また、それだけ長い期間、トマトがなり続けることにも
改めてびっくりしました。
さて、ということで、佐藤さんのハウスを出発し、
車ですぐ5分くらいの氏家さんのハウスに向かいます。
狭い田んぼ道は回せないので、直前でバスを降りて
歩いてハウスに向かいます。
この日もすごい暑い日で外で話をするのは大変だろう、
ということで、急きょ、納屋の中でお話を聞くことにしました。
氏家さんは、いつも笑顔が可愛らしい方です☆
↓なカンジで輪になってお話をお聞きしました。
氏家さんは文学をやりたかったそうですが
家業を継ぐために、農業実践大学校で農業を学びました。
最初は家で栽培していたナスを学んでいたのですが
段々と、果樹のおもしろいさに目覚めてそっちの方に
のめりこんでいったんだそうです。
また、卒業後の研修でリンゴを学ぶつもりが
その時、県で試験栽培を行っていたラズベリーを勧められ
国産のラズベリーを作っているところはほとんどない、
ということでラズベリーをやることに決めた氏家さん。
ただ、いざやってみると、思っていた以上に大変で
やれると思って5棟栽培したハウスのうち、
始まってみたら1棟分しか手がかけれなかったり、
生で出荷することの難しさがあったりと、
苦労は耐えなかったようです。
その反面、他ではやっていないということで
色々な人から注目されて、ラズベリーの氏家、として
見られたりというところで、やめるにやめれない、、、
という生産とはまた違う大変さもあったんですね。
今はラズベリーはかなり縮小はしているそうですが
生産はちゃんと残し、出荷も生ではなく加工用に
冷凍で出荷しているのだそうです。
(古川のお菓子屋さんなどで商品化とのこと)
最近はこれも県からの勧めでパプリカに取り組み、
これも最初は苦労しながらもやっと売れるように
なってきたそうですが、今年は連作障害での病気が
出てしまったりとこれも一筋縄ではいかないようです。
そんな話しにくい話も明るく前向きに話してくれる
氏家さん、一生懸命でとってもステキでした☆
まだ若い氏家さんですから、これからどういう風に
成長していくのか、そのストーリーを見守っていくのも
とっても楽しみですね!!
平間さん、大庭さんの農家のお2人は同じ農家として
また違った視点でお話を真剣に聞かれてましたね。
さて、ではハウスの方に移動してみます。
パプリカはもうほとんど苗を倒すところだったそうですが
今回のツアーまでぎりぎり残してくれてました。
残ったパプリカを丸かじりしてみましたが、
これが甘くて皮が固すぎず、めちゃくちゃ旨い!
いやぁ、生かじりなんてやったことなかったですが
これだけでも十分にイケますね~。
食べた人はみんな驚いてました。
また、こちらはゴーヤですね。
竜平さん、こっそりアルコールが入ってるので
ちょっと赤ら顔ですね(^^;
大河内さんから、ゴーヤの種って甘くて美味しいのよね、
ということで中を空けてみることに。
ほんとだ!想像とは全然違う真っ赤な種が。
しかも、確かに甘くて旨い!!
これは氏家さんにとっても新たな発見だったようですね。
ということで、氏家さんのハウスを後にし、
一旦岩出山の市街に戻って昼食へと向かいます。
ナルコリンがよく食べに来るというキッチン城山さん。
元気なお母さんと娘さんが2人で切り盛りしています。
地場の食材を使った手作りの料理を
日替わりのメニューで提供しているとのこと。
(しかも、すごい品目・ボリューム)
こういう毎日でも来れるお店、いいですよね~。
こちらが娘さん。手に持っているのが米を炊く釜。
なんと、米は昔からずーっと使っている炭で炊く釜を
使っているんだそうです。
僕は初めて見ましたが懐かしんでいる人もちらほら。
こういう気取らない地域のお店はいいですね☆
また岩出山をゆっくり散歩しながら立ち寄ってみたいです。
ということで、レポはまた明日以降に続きまーす!(^^)/
Posted by やまだ@宮城 at
07:08
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