2010年11月04日
小瀬菜大根を食す会
今年、北仙台・しんさん、大河内さんと取り組んでいる
小瀬菜大根の普及に向けたプロジェクト。
※これまでの取り組みの様子はこちら(→リンク)
昨日は、その小瀬菜大根を見て食べてもらおう、
という会を北仙台・しんさんでこじんまり開催しました。
(ご案内できなかった方、ごめんなさい ^^;)
話だけは自分の周り含めてたくさんしてきたのですが
やっぱり、何事も百聞は一見にしかず、
実際に自分で見て食べてみないと分かりませんからね。
小瀬菜大根もこの会に合わせて、生産者・早坂さんに
前日の夕方に翌日午前着で送ってもらいました。
50束の小瀬菜大根。迫力ありますね~。
13時から会がスタートして
大河内さんから小瀬菜大根を披露です!
みなさん、早速興味しんしんに見ていますね。
小瀬菜大根とは何なのか?
なぜこういう取り組みをしているのか?
ということについてお話をさせていただきました。
まずは、そのまま味わってみましょう、ということで
葉や茎(正確には葉の軸)をかじってもらいます。
↑の真ん中にあるのは、通常の大根の葉っぱです。
これと食べ比べしながら、違いを感じてもらいます。
やはり、茎のシャキシャキ感やみずみずしさ、
甘さ、筋のなさ、などにみなさん驚かれていたようですね。
ここでしんさんの素晴らしい趣向で
同じ部位の小瀬菜大根の茎を違う3つの切り方で
出してもらいもらいました。
そして、↑は、通常の大根と小瀬菜大根の食べ比べです。
いやぁ、これにはちょっと驚きましたね。
ホントに切り方によって甘みの感じ方とか全然違うんですっ。
どれが正解ということではなく、どの料理に使うかによって
適切な切り方を選んでいくんですね。さすが料理人の技!
しんさんからの説明にみなさん聞き入ってましたね。
また、塩と味噌を合わせて、さらに味わいの違いも体感です。
いやぁ、食材の味わい方って奥深いんですね。
なんかこういう食べ比べだけでも十分にメニューになりますね。
さて、お次は、小瀬菜大根の漬物の実演です。
紫蘇の実漬けは地元で一番ポピュラーな食べ方なんです。
ちょうど会の締めのあたりで食べごろになりますが、
まだ漬ける前の時点のものも味わって見ます。
これはこれで十分に美味しいですね(^^
さぁ、ではいよいよお料理のスタートです。
(ここまで1時間以上待ってもらいました ^^;)
最初の一品目は、小瀬菜葉のちぎりサラダです。
塩とグレープシードオイルをあえて食べるシンプルなお料理。
葉もそのまま食べると辛さとえぐみがあるのですが
塩と合わせるとなぜかマイルドになるんですよね。
このままでも十分に美味しいのですが、
これに、新にんじんとかぼちゃのサラダを一緒に添えます。
小瀬菜の葉で巻いて食べるのですが非常に合う!
いやぁ、ホントに美味しかったですね。
そして、これに合わせて、
おなじみ池田酒店・池田さんから日本酒を出してもらいます。
この日は、冷1銘柄、燗2銘柄を前半後半で変えての
計6種類の銘柄のお酒を出してもらいました。
ブラインドで出すのは、最初に先入観で飲むのではなく
料理とお酒の相性を自分で感じてもらいたいからとのこと。
そして、お次のお料理は、
小瀬菜葉のきんぴら炒めです。
ごま油の香りが効いていて、小瀬菜の食感と甘みも
しっかりと味わうことのできる一品です。
切り方も熱が入っても食感が残るようにしているとのこと。
なるほど、こういう味わい方もあるんですね。
これもクセになりそうな美味しさでした☆
さて、お次はこちら!
さんまつくねの小瀬菜塩漬け巻きです。
さらにその上に、小瀬菜の葉をグレープシードオイルで
パリっと炒めたものが載せられています。
(さらに、隠し味はほんの少しの太陽のケチャップ☆)
小瀬菜の塩漬けがまた良い味わいでしたね!
これ、ご飯にまいてもめちゃくちゃ美味しいでしょうね~。
さんまつみれには、鶏ひき肉や小瀬菜も入ってて
これもまた小瀬菜を存分に味わえる一品ですっ。うまい!
お料理の合間には、大河内さんからお話があったり、
参加者の方々とも色々とお話をしながら
小瀬菜大根についての理解を深めてもらいました。
さぁ、メインのお料理は小瀬菜大根の鍋です!
通常は、最初から大根おろしを入れて雪見鍋にするところを
あえて、別に出して、薬味として味わってもらいます。
これも余計な調味料を使っていないのですが、
小瀬菜大根から非常に良いダシが出ていましたね。
そのまま食べても美味しいですが、
小瀬菜大根のおろしを入れるとまた味がぐっと引き立ちます。
いやぁ、これホントに美味しいですね~(*^^*)
さらに、小瀬菜大根の生産者の一人である吉岡さんが
作っているという一味も出してもらいました。
すごい香りのある一味で、これまた良く合いましたね。
(なんと地元の直売所で1袋200円で売ってるそうです)
そして、最後の締めは漬物とご飯!
紫蘇の実漬けも、1週間前に漬けたものと、
さきほど漬けたものを両方食べ比べさせてもらいました。
やっぱり地元で愛されている食べ方だけあって
これはこれでものすごい美味しいんですよね。
また、しんさんが作った、小瀬菜大根の甘酢漬け、
これがすごく美味しくてびっくりしました!!
酢を使うことで、あの辛味が抜けちゃうんですね~。
(そこにはしんさんの技が色々あるようです ^^)
また、ご飯をさきほどの鍋の残り汁に浸して
勝手に雑炊で食べてみたり、、、。
これがまた最高!(><)b
味が染みてて、冷えてても全然美味しいんですね。
で、お料理が終わったところで
池田さんからお酒の銘柄を答え合わせ。
池田さんもしんさんも嬉しそうにやってましたね(^^
ちなみに、正解はこちら。
宮城の2銘柄とそれ以外の4銘柄でした。
お酒については、おっかぁがまた詳しくブログで
書いてくれると思いますので、そちらをご参照ください(^^;
ということで、3時間以上にわたりまして、
小瀬菜大根をこれでもか、というくらい堪能しました。
ただ、お料理に使うというだけでなくて
小瀬菜大根を主役として、その食材としての可能性を
色々な調理の仕方で見せてもらいました。
参加されたみなさんには、小瀬菜大根の魅力を
十分に感じてもらえたように思います。
(というか、何よりも自分自身が改めて感じましたね)
それにしても、しんさんのお料理のセンス、技、心意気、
そのすごさもまざまざと見せ付けられましたね~。
いやぁ、しんさん、アナタはすごい!!!(^^)b
ということで、まだまだ書ききれないことは多いですが
長くなりすぎたので、とりあえず、今日はここまで!
小瀬菜大根の取り組みについては
少しずつ輪を広げながら進めていきたいと思いますので
興味ある人はぜひお店に食べにいくなり、
僕や大河内さんにご連絡するなりしてくださいっ!!
Posted by やまだ@宮城 at
06:55
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