2010年05月11日

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」


昨日は、北仙台・しんさんとともに、
旧河北町に春せりを見に行ってきました!

せりは、宮城県の代表的な農産物の一つであり
全国第2位の生産量を誇りますが、旧河北町は、
県内生産量のうちの約3割を生産しています。
(県内生産量第一位は名取市で7割)

※せりの生産量などについては↓をご参考ください。
 http://www.foodkingdom-miyagi.jp/event/mk_t_10.html

宮城では、お雑煮に添えられるものとして昔から食べられ、
また、ここ最近では、冬の時期に「せりしゃぶ・せり鍋」として
出す飲食店も増え、注目度も上がってきましたよね。


それら通常のせりは、10月くらいから2、3月くらいまで
出荷されるのですが、今回見に行った春せりは、河北地区に
古くから伝わる在来種で、春に自然に生育するものなんです。

8月のお盆頃に苗を植え付け・成育したものを、冬に一旦枯らし、
冬を越して新たに生育したものを4月下旬くらいから5月中旬まで
1ヶ月程度出荷するそうです。

冬のせりより柔らかく、香り高いのが春せりの特徴と言われています。

※詳しくは、みやぎ生協さんや三陸かほくさんのHPをご参考ください。
 https://www.miyagi.coop/coop/sanchoku/yasai/seri.htm
 http://www.sanriku-kahoku.com/news/2007_04/i/070414i-seri.html

いやぁ、同じせりといっても、そんなに違うものだったとは。。。
初めて知った話ばかりで驚きました。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、
実際の現地の様子をお見せしたいと思いますっ。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

河北の現場は↑のような非常に自然豊かなところでした。


↓が河北地区のせり田になります。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

田んぼを細かく区切ったようなのが「せり田」です。
緑が残っているところは全部せり。色鮮やかですよね~。


今年は寒さの影響で少し生育が遅れているとのことでした。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

↑のようにネットを被せ暖かくして生育を促し、
伸びてきたものを刈り取りしているそうです。


少し場所を移して、もっと奥まったところも見せてもらいました。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

ちょうど桜も咲いていて、素晴らしい景色でしたね☆


田植えの繁忙期だったのですが
実際に生産されている農家の方にも話を聞けました。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

冬に出荷するせりは、水を田に張って生育し、
どろから根っこごと抜くようにして収穫しているそうですが
春せりは、水を張らずに生育しているそうです。

盆過ぎの苗植えから、一冬越す間に根っこが深く張っているので
根っこは地中に残したまま茎から上の部分だけを刈り取ります。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

↑こんなカンジですね。冬のせりのイメージとだいぶ違います。


河北のように4月下旬から春に出荷するせりは
日本にも他にないそうで、まさにここだけのもの。

長くその地に伝わる在来種ならではなんですね。

※ある意味、「春せり」という括りであれば、全国一位。
 というか、むしろオンリーワン!?

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

河北のせりは、葉っぱも丸みを帯びているのが特徴。
葉っぱの形なんて言われないと気づかないですよね~。


せり田のすぐ近くには、小川が流れていました。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

それがまたキレイそうな水でした。
こういう自然環境がせりに適しているんでしょうね。

いやぁ、現地に行って見てみるとやっぱり勉強になります。

まだ理解不十分のところもありますが、河北・春せりが
他にはない地域の貴重な資源だということは良く分かりました。


その後、上品の郷に立ち寄り、せりを見てみましたが
現地を見て、話を聞いたあとだと、見る目が変わりますよね。

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

しんさんと行く、旧河北町の「春せり」

春せりは、根っこに近い茎のところが一番美味しいそうですが
競りや流通の関係上、その部分は切って短くしてから出荷するのが
主流になっているんだそうです。

いやぁ、なんとももったいないですよね~。

そういうのももっと春せりや、その美味しさを発信することで
どうにか変えていけないものでしょうかね。

やはり、まずは春せりのことをきちんと発信しながら
美味しく提供してくれる飲食店・料理人を増やしていくことが
必要なのかなと思いますね。

宮城は全国2位のせりの産地なわけですから、
冬のせりと、春のせり、上手く違いを見せていけたら
もっとアピールできそうですよね。

せっかくの地域資源上手く生かしていきたいですね。


そのとっかかりとして、
春せりにフォーカスした会を近々開催する予定です。
(先日の生わかめ・めかぶに続く第二弾として)





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Posted by やまだ@宮城 at 06:49│Comments(2)
この記事へのコメント
旧河北町は合併して石巻なんですよ。
こりゃ石巻名産『春せり』として全国に売り出すしかないですね♪『勝手に石巻親善大使』の仕事もまた増えた。
Posted by おさかな王子 at 2010年05月11日 09:38
おさかな王子さん、

おう!ぜひよろしく頼むよ!!

まずは仙台で、春せりをPR・発信しながら
提供してくれるお店を増やしていきたいね。

既存の流通の中ではなかなか難しそうなので
何か良いアイデアがないか、今度相談させて~。
Posted by やまだ@宮城やまだ@宮城 at 2010年05月13日 06:46
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プロフィール
やまだ@宮城
やまだ@宮城
宮城をこよなく愛する35歳です。

◆生まれてからずっと仙台で20数年間育った後、
2年間の気仙沼暮らし、1年間の東京・松戸暮らしを経て、
2008年4月より3年振りに仙台に戻ってきました!

◆08年から3年間、宮城の「食」に関わる仕事を経験し、
13年11月からは、女川町(派遣)で働くことになりました。

◆宮城の人(特に自分 ^^)が、宮城をもっともっと楽しめるように
宮城の魅力を自由に楽しく!発信・発見していけたらよいなと
思っておりますっ。

◆初めての方も、今までご縁の会った方も
どうぞ引き続きよろしくお願いします!!
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