2013年01月29日
第39回東北ビジネス未来塾
昨夜はファイブブリッジのビジネスマンデー。
第4月曜は東北ビジネス未来塾として、
ミライトス・鈴木さんにコーディネートしていただいてます。
(竹井⇒松村⇒鈴木 と引き継がれて3期目に入っています)
東北ビジネス未来塾は基本的に2部構成で、
第1部は、参加者同士の自己紹介&近況報告タイム。
第2部は、主に参加者の中からスピーカーを設定し、
その人の持っているテーマから話をしてもらうスタイル。
今回のスピーカーは塩竈の揚げかまぼこメーカー、
マルブン食品の佐藤文行さん(通称:ブンさん)。
テーマは「蘇れ!日本の消費者!」として
普段のスーパーの買い物だけでは、なかなか分からない
現在の流通・小売の実態を分かりやすく解説いただきました。
※プロフィールなども含めた詳しい告知はこちら
https://www.facebook.com/events/1246667645472162/
今回は18名の方にご参加いただきました。
食に関連したテーマのせいか、ブンさん人気なのか、
初参加で、女性の参加が多かった気がしますね(^^
ブンさんには1時間半以上たっぷりと、
消費者として知っておくべきスーパーの実態を
メーカーからの視点を合わせお話しいただきました。
ブンさんの話では、昔は、商店街の専門のお店が
色んなことを教えてくれて、そこから学べたはずだけど、
スーパーが出てきたことで、買う意味が変わり、
知らずに買わされることが多いということでした。
↑は、今のと昔の売価、製造原価、その他経費の
比較をした、とっても分かりやすい図です。
消費者としては、いくらか、という売値だけ気にしますが
実際には、小売りの値入率(もうけ)があって、
売価だけでは分からない原価の差があるんですよね。
見た目は安くて良い商品のように見えても
売る側の利益が多いだけで、原価の低いものも
あるということはよく知っておいた方がいいですね。
そのケースワーク?ということで、
通常スーパーで売っている揚げかまぼこを食べ比べ。
それぞれの商品の値段と、値入を比較しながら。
(とってもセキララですよね ^^;)
別に高いものが良いとか、品質の良いものが良いとか
そういう一律のものではないですが
知らずに買うのと、知って買うのとでは違いますよね。
とっても勉強になりました。
とはいえ、スーパーでは伝わる情報に限界があるし、
なかなかそこでの買い方を劇的に買えるというのも
難しいですよね~。
個人的な意見としては、
スーパーで買う日常の買い物とは別に、
直接、八百屋さんやお魚屋さんから買う機会や
県内の食品メーカーさんに買いに行く機会を
楽しみとしてつくるようなことがまずは第一歩かなと
思いますね。
特に宮城県には水産加工を中心として
良いものづくりをしている食品メーカーさんが
たくさんあるんですから、そういう地域メリットを
存分に生かさないともったいないかなと。
(地域の資産・資源であるメーカーを守るという意味でも)
そんなことを改めて思いました。
なお、ブンさんによる現場からの発信は↓のブログで
頻繁に更新されていますので、ぜひご覧ください(^^
http://ameblo.jp/marubun-s/
ということで、来月の東北ビジネス未来塾は
第4月曜の2月25日の開催となっています。
どんなスピーカーなのか、楽しみにしていてください☆
Posted by やまだ@宮城 at 07:03│Comments(0)