2012年08月15日
サンマ船の出船おくり
12日の気仙沼みなとまつりの日の午前中、
ちょうどサンマ船の出船おくりが行われるということで
初めて見ることができたので、その様子をお伝えします。
この出船おくりは、これからサンマ漁に出港する船を
その家族や知人・友人、関係者が岸壁から見送って
航海の無事と大漁を祈願しようというものです。
元々は港町には当たり前の伝統文化だったようですが
それを、地元の女将グループ「気仙沼つばき会」の皆さんが
気仙沼の漁業と観光を盛り上げるためとして、震災前から
ここ数年毎年実施されてきた取り組みなんです。
http://sokushinkai.da-te.jp/e403217.html
出船おくりを行う場所は、コの字岸壁。
(といっても気仙沼人じゃないと分からないですね ^^;)
時間は10時からですが、僕らが着いたのは11時過ぎ。
もう間に合わないかと思いましたが、ちょうど最後の1隻が
これから出港しようというところでした。よかった!

こちらがサンマ船です。
サンマを引き付けるライトがついてるのが特徴ですね。
こちらがベテランのサンマの親分である船頭さん。
御年は70歳ですが、さすが勇ましい顔をされています。

たくさんのメディアの方が取材されていました。
(読売新聞の記事はこちら⇒リンク)
大漁唄いこみによるセレモニーが始まります。


見送りに来た地元の方・観光客の方々にも
こちらの木の棒(なんて言ったかな)を持って
一緒に参加してもらいます。良いアイデアですね(^^

道有くんも恥ずかしながら参加です☆
この棒を唄に合わせて、地面に叩いて音頭とり。
サンマ船には、色とりどりの紙テープがつながれており、


このように見送る人たちがテープを持ちます。
(↑のモデルはさゆみちゃん ^^)
そして、いよいよサンマ船の出港です。

福来旗(フライキ)と呼ばれる小旗を持って見送ります。
見た目にも賑やかで非常に良いですね。





サンマ船は岸壁を離れたあともそのまま行かず、
何度も内湾をぐるぐるとまわって、見送りに来た皆さんに
その勇姿を見せてくれていました。
出船おくり、初めて見させていただきましたが
港町・気仙沼ならではの素晴らしい取組ですね。
また、ぜひ立ち会わせてもらいたいなと思いました。
Posted by やまだ@宮城 at 06:57│Comments(0)