2015年06月09日
熊谷達也さんの新刊が出ました!
気楽会ブログとFacebookでも紹介したのですが、
オススメなのでやっぱりここでも紹介しちゃいます!
仙台在住の直木賞作家・熊谷達也さんの新刊
「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」が先週4日に
発売開始になったので、さっそく購入(&読了)しました!

※書籍情報はこちらを参考ください⇒amazonリンク
達也先生は、気仙沼市をモデルにした架空の町
「仙河海市」を舞台にしたシリーズを複数展開していて、
書籍化されるのは、本作で3冊目となります!
(1冊目が「リアスの子」で、2冊目が「微睡の海」)
今回の舞台は2010年、地元でバンド活動を行う高校生が主人公。
地元にこれまでなかったライブハウスを創ろうと奔走する中、
地域の大人たちとつながり、その協力を得ながら実現に向けて
動き出す様子が描かれた青春小説です(高校生らしい恋愛もあり)。
小川菓子店の2Fにある「珈琲山荘おがわ」や
地元の若者グループ「楽仙会」が出てきたり、
錨珈琲の小野寺靖行さん、磯浜水産の遠藤遼司さんといった、
なぜか馴染みのあるキャラクターも登場(笑)。
人物描写がとてもリアルで、あぁ、やっちさんだったら、
そういうこと言いそうだなぁと思いながら読んじゃいました(^^
個人的には魚市場前にあったアンカーコーヒープレミアム店を
リアルに思い出させてくれるシーンも多く、懐かしくもグッときました。
そんな要素に加え、地域の中にないものを創る、
自分たち発で地域におもしろいことを創る、ってこういうことだよね、
というところもメインテーマで描かれていて、そういう点の学びもあり
1冊で3度くらいおいしく読める小説でした。
超オススメしますので、ぜひ読んでみてください!!
Posted by やまだ@宮城 at 06:36│Comments(0)