2011年02月13日
気仙沼・旬のワカメの現場を視察
宮城県は今がまさにワカメの旬っ!!
ということで、一昨日気仙沼に行き、
ワカメの現場を見せてもらいに行ってきました。
※昨年見せてもらった現場の様子はこちら
http://yamada.da-te.jp/e286466.html
当日は低気圧による天候が心配されましたが、
風もほとんどない、穏やかな天気となりました!(^^)v
メンバーは、昨年同様、北仙台「しん」のしんさんに
気仙沼・アンカーコーヒーのやっちさん、そして、今回から
「縁(YENISHI)」の飯野さんが新たに加わりました☆
※縁の飯野さんには、小瀬菜大根でお世話になりました。
http://yamada.da-te.jp/e387422.html
まずは、ボイル作業の様子を見学です。
朝採ったばかりのワカメをトラックで運んできます。
ワカメの葉を芯、メカブと切り分け、
沸騰させた海水に入れて茹で、すぐに海水で冷やします。
メカブは別に分けて、加工用などに回したりするようです。
海水から上げたワカメを絞り、
↓の奥にある回転するドラムに塩とともに入れて混ぜます。
これを一晩置いたものが塩蔵ワカメになるんですね!!
そして、生産者・藤田さんからのワカメの解説。
同じワカメでも、内湾と外洋で育ち方が全然違うんですね。
外洋はまだこれから大きくなっていく段階とのことでした。
また、自分で茹でたてのワカメを食べさせてくれました!
↑は、間引きした早採りワカメなので、
通常では食べれない芯ごと、シャキシャキと食べれちゃいます☆
メカブも茹でたてのものを食べさせてもらいましたよ(^^
内湾のメカブは、外洋ものより柔らかく、粘りも強いとのこと。
びっくりするくらいすごく糸を引きます!!美味し~い!
その後、漁港に場所を移し、船に乗せてもらって
ワカメを養殖している筏を見せてもらうことができました!
前回は、船には乗ってなかったので、ドキドキです☆
船を器用に操作し、筏に近づけていきます。
これが養殖されているワカメです!!
10月くらいからロープにワカメの種を蒔きつけていき、
それが1月くらいから収穫できるようになります。
↑は、内湾のワカメでしたが、さらに沖に出ていき、
外洋のワカメも見ていただきました。
外洋は、内湾よりも成長が進んでいません。
ただ、水深が深く、より強い対流が起こっているので
葉も長く立派に育つんだそうです。
そのあとも、少しずつ場所を変えて見せてもらいました。
色なども微妙に違っていたりするんですね。
↑は、早採りワカメをわざわざ採っていただいているところ。
宮城では特にこういうワカメを商品化していないそうですが
ぜひこういうワカメもあることを発信していきたいですね。
内湾の方では、カキの養殖筏の間に、
こうしてワカメの筏を3本くらい通しているとのことでした。
(大きいブイがカキの筏で、小さい緑のがワカメの筏)
カキは間を少しあけて育てた方が生育がよいから
このようにしているんだそうです。なるほど。
内湾から沖にかけて、↓のようなカンジで筏が拡がっていきます。
まだ記憶に新しいところですが昨年の地震によって起こった津波では、
この筏が全部波に持って行かれたんだそうです。
生産者の方々の復旧に向けた苦労は大変なものだったでしょうね。
いやぁ、それにしても、これだけの量の筏を把握・管理して、
ワカメの生育具合を計算しながら収穫していくというのは
すごいことだなぁとしみじみと感じましたね。
しかも、ワカメの収穫は、朝5時とか6時とか
そういう早い時間からやっているので、大変なんですよね。
(暗いときはヘッドライトを付けて作業するそうです)
藤田さん、お忙しいところ、どうもありがとうございました!
それにしても、海の上の藤田さんは一段とカッコよかったなぁ(^^
ということで、ワカメのことをまた少し深く知ることができました。
せっかくの宮城が誇る旬のワカメですから、
もっともっと価値ある食材として発信していきたいなぁと思います!
ぜひみなさんも旬のワカメ・メカブを堪能くださいね☆
日により、しんさん、縁さんに行けば食べれるかと思いますし
また、気仙沼の藤田さんのところからも直送でゲットできますよ!
http://fujita-uminosachi.com/
Posted by やまだ@宮城 at 18:36│Comments(0)