2012年04月02日

第1回気仙沼わかめ研究会


少し遅れてのアップになりますが
3月20日に「気仙沼わかめ研究会」を
開催したので、その様子をアップします。

気仙沼の旬のわかめについては過去2年、
しんさんでわかめという食材にフォーカスした
食の会を開催してきました。

今回は、しんさんだけでなく、気仙沼でわかめの
研究をしていた、友人・みぽりんもメンバーに加え
より踏み込んで「研究会」としてみました。


会場は、クックナッツの浅野さんが運営する
料理教室「七ツ森」さんをお借りしました。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

とっても素敵なクッキングスタジオです☆


こちらが当日使用したわかめです。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

このブログではおなじみの気仙沼・階上の
藤田さんから直送してもらいました。

※先日現場を見てきたときの様子はこちら
 http://yamada.da-te.jp/e478830.html
 http://yamada.da-te.jp/e479004.html


料理の方は、しんさんが寝ずに仕込んで
当日持ち込んでいただきました。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

興味深い料理の数々。。。(詳しくは後ほど)



午前11時から研究会はスタート。
この日は、6人の方々にお集まりいただきました。
いずれも食やわかめに関わりの深い方々です。

第1回気仙沼わかめ研究会

まずはそれぞれからの自己紹介タイム。


そして、みぽりんから、わかめのプレゼンを。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

わかめの生態や育ち方、加工・流通の仕方などなど
意外と知らないわかめのことを30分以上にわたり
詳しく説明してくれました。

本当にわかめは奥深いんですよね~。


今回のわかめは全くカットせずに一本丸々を
送ってもらったので、その大きさを見てもらいながら
部位ごとの解説もしてもらいました。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

やっぱり食材そのものを見るのが
まずはけっこう大事なポイントだったりします。
(一本そのものはほとんど見る機会ないですからね)


引き続き、しんさんからも料理人としての解説を。

第1回気仙沼わかめ研究会

使う側としての視点も大事ですよね。


そして、いよいよ食べながらの試食タイム。

第1回気仙沼わかめ研究会

今回の裏テーマは元茎の活用でもあったので
しんさんからは元茎を使った料理をいくつか
提案として持ってきてもらいました。

※元茎とは、わかめの葉っぱがついてる部分と
 めかぶとの間の茎だけのところです。

第1回気仙沼わかめ研究会

こちらは、元茎の佃煮、元茎と油揚げのみそ煮、
うどと元茎の肉巻きの3種類。
いずれもご飯にも、お酒にも合う美味しさです☆


これは驚きの元茎ディップとドレッシング。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

ひぇー。驚きですが、これもおもしろい提案でしたね。
オイルと合わせてミキサーしただけのドレッシングが
個人的にはけっこうハマりました。


その場で湯通しした葉や元茎を盛り付けて、

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

さきほどの元茎ドレッシングや、
気仙沼の人が愛用する浅漬けの素・うま造りを
かけて食べてみます。

このうま造りがほんのりピリ辛でめちゃ旨!
気仙沼の人は茹でた元茎やメカブにそのままかけて
シンプルに食べるそうです。


そして、こちらがうま造りの漬物。

第1回気仙沼わかめ研究会

これもやっぱり定番としてアリですね☆


また、葉と元茎を炊いたご飯にまぜて、わかめご飯。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

これ、ほんのり磯と塩味が利いて美味しかったなぁ。
元茎が見た目のアクセントにもなって可愛いです(^^


さらに、しんさんが技を魅せます!

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

なんと、元茎の薄造りですっ!!!
これは史上初じゃないでしょうか(^^;


それを当然ながら、しゃぶしゃぶします。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

葉っぱとは違う形状・食感がありますね。

ただ、おもしろみはあるのですが、
やっぱりちょっと素材そのものの塩分が
強すぎるかな。。。

まぁ、そういうのチャレンジをしてみるのも
こういう研究会ならではの良さです。


さらに料理は続きます。
しんさんが仕込んできた元茎のみそ漬け。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

参加者の縁・飯野さんに代わって調理いただきました。
クックナッツ・浅野さんとの共演です☆


浅野さんの方は、めかぶの陶板焼き。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

色が変わるところは何度見ても美しいなぁ。
しゃぶしゃぶならぬ、陶板焼きもありですね。
この方が扱いやすいかもしれません。


みそ漬けの方はフライパンで焼いて、こんなカンジ。

第1回気仙沼わかめ研究会

これもおもしろいですね。お酒のアテに良し☆


さらに、しんさんがその場の即興で
色々と切り方を変えてみたりしてました。

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

第1回気仙沼わかめ研究会

オープンなアイランドキッチンなので
みんなで見ながら、話をしながらやれるので
これは、とってもいいスタイルでした。
(浅野さん、素晴らしい会場をありがとうございました!)


最後は、参加者のみなさんからそれぞれ感想を。

第1回気仙沼わかめ研究会

わかめに詳しい人、そうでない人といましたが
色んな意見・反応が得られて、とっても参考になりました。

この感想は改めてとりまとめてますんで、
まとめたらこちらでもシェアするかもしれません。

第1回気仙沼わかめ研究会

元茎の、この形が女性にはとってもウケがよかったのが
個人的にはなるほどな、というポイントでしたね。


あと、参加者の蜂屋さんからは、

第1回気仙沼わかめ研究会

元茎を使った餃子の試作をしてみようかな、
というお話もいただいたり。

ま、これはどうなるか分かりませんが
何事もやってみることが大事ですからね(^^
こちらも何か進展があればお知らせします。


ということで、初のわかめ研究会は
おかげさまで楽しく実りあるものになりました。

いずれ、このわかめについては今後も継続して
掘り下げて取り組んでいきたいと思いますので
年間通じてどんどん発信していきますね!
(旬のシーズン以外の様子も含めて☆)


あ、そうそう、わかめ研究会の様子は
みぽりんも自身のブログに書いていますので
よろしければこちらもぜひご覧ください(^^
http://wakame.da-te.jp/e479982.html





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Posted by やまだ@宮城 at 06:45│Comments(6)
この記事へのコメント
私の実母(早く亡くなった)は福島の相馬、祖父は仙台、祖母は青森でちょっと東北のDNAがあるのか、塩辛、ほや、メカブ、たらこ等大好きです。今回も東北に行きたかったけれど、父を継母さんと看ていて無理でした。しかし古いお友達のワカメの会社してた方に、去年はさんまこの3月には大量のワカメとめかぶを頂き感激でした。大変な中、復興わかめ美味しかったです。ただ加工施設がだめで、海水のまま10Kgも頂きうれしくて、処理がわからず茎は佃煮、メカブとワカメは湯でて冷凍。でも関西人は遠慮が無いので近所の人や少し離れた人まで持って帰っていくのにはあきれましたが(さんまの時は太いのから持って帰るし)でもみんなで分けることもいいのかなと思いました。ワカメなどは素人ではうまく保存できないのかな〜送って下さったWさんに乾杯です。
Posted by 大倉いづみ at 2012年04月05日 19:37
大倉いづみさん、

コメントありがとうございます!
ワカメ・めかぶは本当に美味しいですよね。

今年なんとかワカメも生産・出荷できましたが
生産量からするとまだまだなんですよね。

東北と関西と少し離れてはいますが
食べ物などを通じて、こちらのことも引き続き、
気にかけていただけたら嬉しいです。
Posted by やまだ@宮城やまだ@宮城 at 2012年04月10日 06:51
本当にドジでごめんなさいURLの.が間違って開けないようです。HPは9.11直後に開設したのです、貧乏画家ですが生きていれば固定概念離れ、はるか彼方へ向かうのみ。愛する東北.......もう一度行きます、母の愛した相馬、宮城、青森へ必ず.....夢かもしれないけど。何故か薬害肝炎等でかなわないかも知れないけどきっと気仙沼の,フコダイン(ワカメ)伝統のマコモに助けられて行きていれば必ず訪ねます。辛口の男山が両国よりいいな〜
Posted by 大倉いづみ at 2012年04月15日 03:39
大倉さん、

コメントありがとうございました。

ぜひいつか気仙沼に来れるといいですね!
まずは、お体にお気をつけて!
Posted by やまだ@宮城やまだ@宮城 at 2012年04月21日 11:53
お久しぶりです。今日気仙沼のwさんからわかめや色々送ったからと電話。まだ仮設なのに申し訳ない。工場が流されたままで生で明日来ると。わかめの保存は塩か冷凍かもったいないしいい方法ないかな〜もちろんご近所さんと分けますが。沢山なので一番美味しく置けるのは?
Posted by 大倉いづみ at 2013年03月24日 18:28
大倉いづみさん、

コメントへの返信しないままで失礼しました。
(4月はなにかとバタバタ余裕なく、、、)

生ワカメの保存方法はいつも考えますよね~。
うちもより良い方法模索中です。

生では絶対食べきれないですからね~。
そういう発見・発信もしていきたいと思います!
Posted by やまだ@宮城やまだ@宮城 at 2013年04月22日 23:47
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プロフィール
やまだ@宮城
やまだ@宮城
宮城をこよなく愛する35歳です。

◆生まれてからずっと仙台で20数年間育った後、
2年間の気仙沼暮らし、1年間の東京・松戸暮らしを経て、
2008年4月より3年振りに仙台に戻ってきました!

◆08年から3年間、宮城の「食」に関わる仕事を経験し、
13年11月からは、女川町(派遣)で働くことになりました。

◆宮城の人(特に自分 ^^)が、宮城をもっともっと楽しめるように
宮城の魅力を自由に楽しく!発信・発見していけたらよいなと
思っておりますっ。

◆初めての方も、今までご縁の会った方も
どうぞ引き続きよろしくお願いします!!
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