2012年07月17日
藤田商店さんの仮工場に行ってきました
先々週気仙沼に行った際に、階上の藤田商店さんの
新しくできた仮工場を訪問させてもらいましたので
そのときの様子をレポートします!
◎藤田商店
http://www.fujita-uminosachi.com/
※今年のわかめ作業の様子のレポートはこちら
http://yamada.da-te.jp/e478830.html
http://yamada.da-te.jp/e478830.html
こちらが藤田商店さんの仮工場!

階上の浜のすぐ近くに、海苔屋さんと共同で
国の支援制度を使って仮工場をつくってもらい
ようやくそれが稼働しはじめたところだそうです。
中はこんなカンジで、わかめ塩蔵の機械や


タコを茹でるための設備などが揃っています。
工場の上屋は作ってもらえるとはいえ、
土地の造成から、建物の内装から、設備類から、
全部一から揃えないといけないわけですから
再建というのは本当に大変なことなんですよね。
ちょうど東京からの友人・総研さんをお連れしたので
ワカメのことも改めて一から教えてもらえました。

これは塩蔵したわかめを箱詰めして市場に出荷し
入札して買ってきた状態のわかめになります。
(これをさらに小分けに袋詰めして小売販売します)
わかめと一言に言っても、ものすごく奥深いんですよね。
そもそも、外洋ものと、内湾もので全然違うし、
部位も、元葉、中芯、それ以外とで分かれています。
また、僕も始めて知ったのですが市場出荷時の検品で
8等級に等級づけされるんだそうです。


藤田さんが外洋と内湾と出してきてくれて
触らせてもらいましたが、確かに全然違うんですよね。
そして、この塩蔵したわかめを水につけると

あっという間に、キレイな緑のわかめに!!!
塩蔵し直したりしていないわかめなので
水の戻りも全然違うんだそうです。
外洋ものと、内湾ものを食べ比べ。

シャキシャキ感の強い外洋ものと、
柔らかい食感の内湾ものと、これは好みですね~。
でも、そういう違い(選択肢)があるんだということも
やっぱりもっと発信していかないとですよね。
ちなみに、気仙沼だとワカメはこの組み合わせ。

地元の味噌醤油屋さんが製造している「うま造り」という
調味料をかけて食べるのが一般的です☆
さらに、わかめだけでなく、藤田さんが色々と
食材を用意してくれていまして、、、



この日水揚げになったばかりの一本釣りのカツオを
食べさせてもらっちゃいました~。なんて贅沢。。。(><)
それだけでなく、タコまで!!

仮工場もできて、やっとタコを炊けるようになり、
試しに煮始めたんだそうです。
何も付けなくても、タコの味がして美味しかった!!
藤田さんのところでは、長年、タコの煮汁を継ぎ足して
それでタコを炊いていたんですが、今回の震災により
自宅・工場すべて流されてしまったので、それらも
また一からやり直しなんです。
でも、それでも、また炊けるようになる、食べれるようになる、
というのは、まずそれが本当にうれしいことですね。
階上地域を引っ張るリーダーとして、
気仙沼を代表する食材であるワカメの生産者として、
藤田さんにはぜひがんばっていってほしいですし、
僕も引き続き応援していきたいと思います!

ちょっとパッと見は怖いのですが
でも、とっても優しくて頼りになるナイスガイです(^^)b
(ひろちゃんや道有くんの同級生なので、僕の一つ上)
ちなみに、↓はウニを入れておく「いけす」だそうです。


もうすぐウニが開港になったら、藤田さんのところで
超新鮮な殻付きウニを出荷できるようになりますので
自家用・贈答用で買ってみたいという人は、ぜひ、
藤田商店さんのサイトから連絡してみてくださいね!
◎藤田商店
http://www.fujita-uminosachi.com/
(ワカメやタコなどと組み合わせたギフトもできます☆)
Posted by やまだ@宮城 at 06:34│Comments(0)