2010年09月02日

「鳴子・岩出山“ひとツーリズムツアー”レポ③


先日行われた鳴子・岩出山“ひとツーリズム”ツアーの
レポート第3弾をお送りします!!

※前回のレポートはこちら
 http://yamada.da-te.jp/e364404.html


キッチン城山さんでランチを食べた後は
ふるさと地鶏の会さんの養鶏場に向かいます。

ここで一旦、竜平さんがプチ鳴子ガイドに。



以前、ツアーガイドのお仕事もされていたという竜平さんは
4年前から、鳴子こけしまつりの司会をしていたりして
鳴子方面には詳しいんですね。
(ちなみに、ふるさと地鶏の会の彦坂さんもお友達)


さて、こちらがふるさと地鶏の会さんです。
http://www.i-tamago.jp/





いきなり生みたての卵を見せてもらいました。
青い卵もあったりするんですよね。


では建物の中で、彦坂さんからお話をお聞きします。





目力のある方だと事前に聞いてましたが、
ホントにその通りですね。
まっすぐ見つめて話をしてくれる方でした(^^


ふるさと地鶏の会さんは、平飼いで、しかもオスとメスを
一緒に育てているという珍しいタイプの養鶏場なんだそうです。

なんでそうするかというと、できるだけ自然に近い状態で
ストレスがないように育てたいという思いがあるそうです。







また、養鶏場なのにニオイがない、というのも特徴だそうです。
夏場でこれだけニオイがしないのはすごい、と竜平さん。
何十軒も養鶏場を回った竜平さんが言うのだから説得力あります。

ニオイがしない秘密はエサにあるそうで、発酵飼料を使って
消化をよくするというのが大事なポイントとのことでした。



まず、にわとりの健康が第一だと語る彦坂さん。
そのため、エサも腹八分でしか与えないし、
無理に卵をたくさん産ませるようにはしていないんだそうです。

ん~、にわとりへの愛情深さが感じられますね~。

その他、にわとりは自分で体温調節ができないなら
日向と日陰をつくってあげて、自由に移動できるようにしている、
などなど色々なお話を聞くことができました。


また、鶏に与える水は、地下30メートルからくみ上げています。





ミネラルを豊富に含んだ水になっています。
触って少し飲んでみましたが、すごく冷たい水でした。
(この水は、ここに来た人は自由に汲んでいっていいそうですよ!)


そして、このかわいいワンちゃんがシロ。



昼間はとってもおとしくて、この体制のまま動かなかったのですが
夜は番犬として、鶏を狙ってくる野生動物から守る役として
すっごく活躍しているんだそうです(^^


養鶏場を見学し終わった後は、ぷりん家・竜平さんが
この日のために特別に作ったプリンをみんなで味わいました。





ふるさと地鶏の会さんの卵に、田尻・ジャージー牛乳を使った、
「おおさき・恵みのプリン」です。

余計なものは一切入れず、卵・牛乳・砂糖のみで作ったプリン。
ふるさと地鶏の会さんの卵は白身が強いそうで
食感も少し固めでしっかりとしてましたね。

いやぁ、美味しかったですっ!!
(彦坂さん、竜平さん、ありがとうございました!)


さて、お次は、すぐ近所のよっちゃん農場に向かいます。



山手の方なので、バスを降りて少しだけ歩きました。


いいカンジにカゴを椅子代わりにして、よっちゃんお話を聞きます。
(こういう雰囲気、演出感はステキですね~)





よっちゃん、よっちゃん、とみんな言ってますが、
実はよっちゃんとは、亡くなったお母さんのお名前だそうで
有名な「よっちゃんなんばん」はそこから名づけられたそうです。

元々、東京でサラリーマンをしていた博之さんは
農業をやることには乗り気ではなかったそうですが
加工品ならおもしろいかも、ということで農業だけでなく
色々な加工品づくりに力を入れられています。

岩出山には、なんばんを日で炙ってからしょうゆ漬けにする
焼きなんばんという食文化があるのですが、
それとお客さんからの声をヒントにして、なんばんを使った
タレを作ることを思いついたんだそうです。

それで米麹と醤油と味噌で作ったのが、
看板商品である、よっちゃんなんばん。
http://www.gaia-ochanomizu.co.jp/shop/g/g02021101/



この日は作りたてのものを用意してくれていて、
生みたて卵のように持つと暖かくてびっくりしましたっ。

お話の色々なところから、
お客さんの声、対面でのコミュニケーションを大事にしたい、
という姿勢がよく分かりましたね。素晴らしいです。


なんばんを作っている畑も少し見せていただきました。







数年前は農薬や除草剤を使っていたそうですが
これもお客さんからの声やお客さんの健康のことを考え
一切使用をやめたんだそうです。

いざ無農薬にするのはものすごい大変だと思うのですが
そこに手間をかけれるのがステキです☆


ということで、よっちゃん農場を後にし、
初日最後の生産現場である、トマトの神様(!)の元へ。



こちらがトマトの神様と言われる高橋ひろしさん。
トマトを育てて40年という超ベテランです。

しかも、ただキャリアが長いというだけでなく
種屋さんなどから新品種の試験栽培を頼まれるなど
正に神様のような存在として見られているのだそうです。


と、最初に見せてもらったのはキュウリのハウス(^^;







ただ、神様は、キュウリまでもがすごかったんです!
なんと、接ぎ木でなく、自根で育てたきゅうりです。

これがまた一口かじると、甘くて味が濃くて、、、
今まで食べた中でダントツに美味しいきゅうりでしたね。

生産者はもちろん食に詳しい方も何人かいたのですが
みなさん一様に驚いていたようでした。
(キューリ歩人も良い意味でショックを受けてたようです ^^)


そして、いよいよ、トマトハウスの方に入ります。









なんというか、僕は農業のこととは分からないのですが
ハウスに入った瞬間、これはなんか違うな、、、と感じました。

一つ一つの株がキレイにビシっと伸びていて
すごく整然としたカンジがするんですよね。

また、佐藤さんや平間さんに聞いてみたのですが
一つの房から派生して、これだけたくさんのトマトが同時に
なる事自体が普通はありえない、とのことでした。

赤いのはいくら食べてもよいよ、との言葉をいただいたので
お言葉に甘えて、ついついパクパクと。
いやぁ、すごく美味しいトマトでしたね~。


ちょうど、このタイミングでものすごい豪雨が降っていて
高橋さんのお話はほとんど聞けず、そこは残念でしたが
言葉以上に感じるものがありましたね。

また、やるからには美味しいトマトを作りたい、
務め人には負けたくない、というところに高橋さんの
プロ意識も感じられました。

ぜひまた訪れて話をもっと詳しく聞いてみたいですね。


以上で初日の見学行程は無事に全部終了し、
宿泊地の中鉢旅館さんに向かいました。

初日の昼間だけでこの濃さ、、改めてすごいツアーですね(^^;

ということで、続きはまた明日以降でレポします!!


  


Posted by やまだ@宮城 at 06:55Comments(2)
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プロフィール
やまだ@宮城
やまだ@宮城
宮城をこよなく愛する35歳です。

◆生まれてからずっと仙台で20数年間育った後、
2年間の気仙沼暮らし、1年間の東京・松戸暮らしを経て、
2008年4月より3年振りに仙台に戻ってきました!

◆08年から3年間、宮城の「食」に関わる仕事を経験し、
13年11月からは、女川町(派遣)で働くことになりました。

◆宮城の人(特に自分 ^^)が、宮城をもっともっと楽しめるように
宮城の魅力を自由に楽しく!発信・発見していけたらよいなと
思っておりますっ。

◆初めての方も、今までご縁の会った方も
どうぞ引き続きよろしくお願いします!!
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