2013年02月25日
藤田商店さんのわかめボイル作業の様子
1週間遅れのレポートになりますが
2月17日(日)に気仙沼・階上でワカメ養殖をしている
藤田商店さんのボイル作業の様子を見てきました。

現地に着いたのが11時半近くになってしまいましたが
ボイル作業の最後の方にギリギリ間に合いました。
場所は、お伊勢浜という海水浴場があったところの
すぐ脇の漁港になっています。
ここは、震災前も藤田さんが作業をしていた場所で
昨年はここで作業ができませんでしたが、今年は
岸壁の仮設補修もされて作業ができるようになりました。




当たり前ですが、すぐ目の前が海で、海からホースで
海水を引っ張ってきて、その海水でワカメをボイルします。
画像では穏やかでキレイな海に見えますが、
実際は外洋に面しているので、波は荒く、
そして何より風が強くて、凍えるように寒いんです(><)
(同じ気仙沼でも内湾とは全く違います)
朝に水揚げしたワカメを部位ごとにカットして、
葉の部分は、沸騰した海水でボイルします。


こんなカンジで、ボイルしたワカメは
冷たい海水の槽に移され、一気に冷まされて、
カゴに移して、しばらく水気を切っておきます。
そして、次はこちらの行程。
撹拌機にワカメと食塩を投入し、グルグル混ぜます。



この撹拌機やこの作業場を囲っている資材などには
セキュリテ被災地応援ファンドの資金が使われているそうです。
あ、そうそう、こちらの仮設トイレもだそうです。

何もなくなったところで、再開させるというのは
そういうことなんですよね。
塩を混ぜたワカメはこちらの槽に入れて、
一晩さらに水抜きをします。


その後、ワカメの芯を抜く作業をして
さらに圧縮して水気を抜いて、箱詰めして、、、という作業が
あるのですが、それはまた今度レポートしますね。
※昨年の仮設での作業の様子はこちら
http://yamada.da-te.jp/e478830.html
http://yamada.da-te.jp/e479004.html
芯抜きの作業も試しに見せてもらいました。

するするするっと器用に真ん中の芯を抜くのは
職人さんの技を見てるかのようです。
機械でなく、すべて手作業で行われているんですよね。
こちらは葉でなく、メカブの方です。


メカブは最初のカットで切り分けておいて
主には加工メーカーにそのまま卸すんだそうです。
これを生のまま、ボイルしたてを食べるのが
ものすごく美味しいのですが、その様子も
また別の日にアップしたいと思います(*^^*)
ワカメのボイル作業の様子をお伝えしました。
今年は高温の影響でワカメの種まきが遅れたために
例年より1ヶ月以上遅れての収穫開始でした。
(この日17日で、収穫6日目とのこと)

今は内湾のワカメを収穫していますが、
3月くらいから外洋のワカメの収穫も始まり、
作業が本格化していくと思います。
ということで、藤田商店さんの作業の様子は
またレポートしたいと思いますのでお楽しみに!
藤田商店さんの再建を応援するファンドはこちら。
まだまだ出資していただける方を募集しています!
http://www.musicsecurities.com/communityfund/details.php?st=a&fid=327
Posted by やまだ@宮城 at
06:44
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